公証役場ってどんなところ?公証人ってだれ?

会社設立

〜はじめてでもわかる“やさしい解説”〜

「公証役場」という名前を聞いたことはあっても、実際に何をする場所なのかは、あまり知られていません。

正直に言うと、私自身も行政書士になる前は、まったく分かりませんでした。

市町村の役場のように住民票や証明書を発行するわけでもなく、裁判所のように争いごとを解決する場でもない。

名前は知っているのに、“何をしている場所なのかはよく分からない”というのが、多くの方の正直な感覚ではないでしょうか。

でも実際には、公証役場は市役所や町役場とは全く別ものです。
そして、公証役場で仕事をする「公証人」も、普通の役所職員ではありません。

今回は 誰もが疑問に思う、

  • 公証役場ってなに?
  • 公証人ってだれ?
  • どんなときに使うの?
  • 行政書士はなにをサポートできるの?

ということを、専門用語をなるべく使わずに、やさしく解説してみます。

公証役場とは?

→ 大切な書類に“公的なお墨付き”を与える場所

まず、公証役場は 法律文書に「公的な証明」を与える場所 です。
「この内容は、当事者同士が確かに合意したものです」と、公の立場で確認し、形にするところとイメージしてください。

主に扱うものは、

  • 契約書
  • 遺言書
  • 会社設立に必要な定款(ていかん)

など、人生・財産・ビジネスに関わる大切な約束ごとです。

ここで作られる文書は 「公正証書(こうせいしょうしょ)」 と呼ばれます。

公正証書には、裁判でも強い証拠力があるという大きな特徴があります。

特にお金の支払いに関する公正証書では、

約束を破られたとき、裁判をしなくても相手の財産を強制的に差し押さえることができる

という、非常に強い力があります。

「約束を守ってもらえないと困るとき」に役立つ仕組みなんですね。

公証役場はどこにあるの?

「公的な証明」と聞くと、裁判所や市役所にありそうですが、意外にも実際には 民間のビルの中にあることが多いです。

当事務所のある倉敷市にも公証役場はあり、倉敷公証役場 も、倉敷商工会館の中にあります。

はじめて知ったときは、

「え、ここにあるの?うちから近いじゃん!」
「もっとお役所っぽい建物かと思っていた…!」

と、ちょっと驚きました。

これは、公証役場が市役所のような“行政機関”ではなく、法務省の監督を受けながら独立して運営される機関だからです。

岡山県には公証役場が5か所あります

岡山県内にも、利用しやすいように地域ごとに公証役場が設置されています。

地域公証役場(所在)
岡山市岡山公証センター / 岡山合同公証役場
倉敷市倉敷公証役場(倉敷商工会館内)
津山市津山公証役場
笠岡市笠岡公証役場

県内のどこにお住まいでも、最寄りの公証役場を利用できるようになっています。

公証人とは?

→ 法律文書のプロフェッショナル

では、その公正証書を作る 公証人 とはどのような人でしょうか?

実は、公証人の多くは

  • 元裁判官
  • 元検察官
  • 元弁護士

など、法律実務の経験が豊富な人です。

そして、公証人は 法務大臣から任命される準公務員

つまり、

「法律の世界で公式に認められた“証人(立会い人)”のような存在」

と考えるとイメージしやすいです。

公証人は、内容が不公平すぎないか、法的に問題がないかをしっかり確認したうえで文書を作成します。

そのため、公正証書は 信頼性が高く、争いに強い文書 となるわけです。

どんなときに公証役場を使うの?

代表的な利用シーンは3つです。

① お金の貸し借り ・養育費などの取り決め

→ 約束を守ってもらえなかったとき、強制執行ができる

② 遺言書をしっかり残したいとき

→ 書き間違いや紛失の心配がない(公正証書遺言)

③ 会社を設立するとき(定款認証)

→ 株式会社設立には必要な手続き

日常的に行く場所ではないですが、「ここは絶対にきちんとしておきたい」という場面で力を発揮します。

行政書士は何をサポートできるの?

公証役場は、書類の 内容そのものを考えてくれるわけではありません。

つまり、

  • 何をどう書けばいいか?
  • どのような順番で進めればいいか?
  • 公証人との文言調整はどうするか?

という部分は、自分で準備する必要があります。

ここをお手伝いできるのが 行政書士 です。

行政書士がサポートできること

内容説明
ヒアリングご希望や目的を整理します
文書作成公正証書の原案となる文案を作成
公証役場との調整予約・必要資料確認・文言のすり合わせ
当日の立会いサインまで安心して進められます

「思いや状況を、きちんとした言葉にする」
これが、行政書士の役目です。

おわりに|大切な約束ほど“形にしておく”と安心です

家族のこと。
お金のこと。
ビジネスのこと。

「言った・言わない」 が問題になってしまう場面は、私たちの生活の中にたくさんあります。

そんなとき、公証役場は未来のトラブルを防ぐための、大切な仕組みです。

もし、

  • 公証役場を使った方がいいのか分からない
  • 文書がこれで大丈夫か不安
  • まずは話だけ聞いてみたい

という場合は、ぜひ気軽にご相談ください。

行政書士やまもと事務所
🏠 岡山県倉敷市
🌐 https://tora-no-maki.com

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