行政書士試験まであと少し。1年前の自分から受験生の皆さんへ

業務日誌

行政書士試験まで、いよいよあとわずかとなりました。

この時期になると、「あと少し頑張らないと」「でも何をすればいいんだろう」と、焦りや不安で落ち着かない方も多いのではないでしょうか。

最近、当事務所のホームページでも行政書士試験に関する記事がよく読まれています。
おそらく今まさに受験を控えた皆さんが訪問してくださっているのだと思います。

▼参考記事:
【高知落石事件】「法律の向こうに現実がある」と気づかされた判例|高知の行政書士より
【模試で高得点=合格?】油断して成績急降下した行政書士の実話【マジで落ちかけた】

受験生の皆さん、本当にここまでよく頑張ってこられました。
今日はそんな皆さんに、1年前に受験した私から少しだけメッセージをお伝えしたいと思います。

「まさか自分が行政書士になれるなんて」──1年前の私はそう思っていました

私は令和6年度の行政書士試験に合格しました。
でも、決して高学歴でもなければ、勉強が得意というタイプでもありません。
どちらかといえば“落ちこぼれ”に近い方だったと思います。

そんな私が、今こうして行政書士として活動している。
1年前の自分に「来年の今ごろ、行政書士として仕事してるよ」と言っても、きっと笑って信じなかったでしょう。

それくらい、試験前は自信がなくて、不安ばかりでした。
模試では思うような点が取れず、SNSを見ると同じ模試を受けた人たちの高得点のポストが目に入り、「やっぱり自分には勉強のセンスがないんだ」と落ち込むこともありました。
それでも、1日1時間でも机に向かうことだけはやめませんでした。

私の好きな言葉「積小為大」

私の好きな言葉に「積小為大(せきしょういだい)」という言葉があります。
“小さなことを積み重ねていけば、やがて大きな成果につながる”という意味です。

行政書士試験の勉強は、まさにこの言葉の通りだと思います。
一気に覚えようとしても無理があります。
でも、テキストを1ページ読み進める、過去問を1問解く
──その小さな積み重ねが、必ずあなたを合格へ近づけます。

「今日は疲れた」「勉強した気がしない」と感じる日もあるでしょう。
それでも、“積小為大”を信じて、少しずつ前へ進んでください。

他人と比べる必要はありません

行政書士試験には、司法書士や中小企業診断士、社会保険労務士といった他資格ホルダーの方や、高学歴の方も多く受験されます。
ですが、そんなことはまったく気にする必要はありません。

試験本番で大切なのは「あなたが積み上げてきたもの」です。
どれだけ立派な肩書きがあっても、試験当日にマークシートを塗るのは自分自身。
誰の知識でもない、あなたの努力が結果をつくります。

これまで積み重ねてきた日々を信じてください。
“積小為大”という言葉が示すように、小さな努力を信じる人こそが最後に大きな成果を手にします。

おわりに:1年前の自分からのメッセージ

1年前、私は「どうせ自分なんか」と思いながら、それでも少しずつ勉強を続けていました。
そして、合格発表日に自分の受験番号を見つけたとき、初めて“あのとき諦めなくてよかった”と心から思いました。

行政書士試験は決して簡単ではありません。
でも、コツコツ積み重ねてきた努力は、必ず力になります。

どうか最後まで、自分を信じてください。
あなたの「積小為大」が、大きな夢を現実に変えることを願っています。

そして、1年後──今度は行政書士として、同じフィールドであなたと一緒にお仕事できる日を楽しみにしています。
心から、応援しています。

行政書士やまもと事務所
🏠 岡山県倉敷市
🌐 https://tora-no-maki.com

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