みなさん こんにちは。
岡山県倉敷市の行政書士やまもと事務所の山本です。
本日は、ここ最近 お問い合わせが多いクーリング・オフについてお話してみます。
ブラックフライデー、年末セール……。
買い物が楽しい時期ですが、こんな経験ありませんか?
- 「勢いで買ったけど、やっぱり要らないかも…」
- 「キャンセルしたいのに“できません”と言われた」
- 「“クーリング・オフできません”って、それって本当?」
こうした“ネット通販のキャンセル・返品”の場面では、クーリング・オフの考え方がそのまま当てはまらないことがあり、そこで混乱してしまう方が少なくありません

そこで今回は、クーリング・オフの基本と、“ネット通販で困ったときの正しい動き方”を、やさしく整理します。
クーリング・オフって、どんな制度?
クーリング・オフは、ひとことで言うと
「ちょっと冷静になる時間」をくれる、消費者を守る仕組み
です。
たとえば、突然家に来られて契約してしまったり、電話で押し切られて契約してしまったり。
そういう「断りづらい」「勢いで決めやすい」取引は、あとから後悔しがちですよね。

そのため、一定期間内なら 理由を言わずに契約を解除できる…というのがクーリング・オフです。
ポイント:クーリング・オフとは
- 一定の期間内
- 理由は不要で解除可能
【結論】ネット通販は原則「クーリング・オフできません」
ここが一番大事なポイントです。
ネット通販(通信販売)は、原則クーリング・オフの対象外です。
「え、じゃあネットで買ったら何があってもキャンセルできないの?」
…と不安になりますよね。
でも安心してください。
“クーリング・オフではない別ルール”で返品できるケースがちゃんとあります。
じゃあネット通販は、どうやって返品・キャンセルするの?
ネット通販は、基本的にこの順番で考えると迷いません。
ステップ①:まず「返品ルール(返品特約)」を探す
ネット通販は、クーリング・オフではなく
そのショップが決めている返品ルールに従う
のが基本です。
よくあるのはこんな感じです。
- 「到着から7日以内なら返品OK(未開封に限る)」
- 「注文確定後のキャンセル不可」
- 「セール品は返品不可」
- 「お客様都合返品は送料負担」
ここを見ずに「クーリング・オフで!」と言っても、話が噛み合いません。
まずは購入ページ・注文メール・利用規約あたりをチェックです。

ステップ②:返品ルールが見当たらない場合は「相談の余地あり」
もし返品ルールの記載が分かりにくい/見当たらない場合は、ケースによっては「返品できる可能性」が出ます。
このあたりは細かい条件があるので、迷った時は消費生活センターなどに早めに相談した方が早いです(無料相談が多いです)。
「定期購入」だけは本当に要注意(初回の言葉に騙されがち)
この時期いちばん多いのが、実はここです。
- 「初回◯円!」→ 実は定期購入
- 「いつでも解約OK」→ 実際は“次回発送の○日前まで”など条件がある
- 目立たない場所に“最低3回受け取り”の記載がある
注文ボタンを押す前に、できればこの3つだけ見てください。
- 「定期」「コース」「継続」の文字がないか
- 2回目以降の金額
- 解約条件(期限・方法)
困ったときのコツは「電話だけで終わらせない」
ここは地味ですが、めちゃくちゃ大事です。
電話だけだと後でこうなりがちです。
- 「その電話、受けてません」
- 「担当者が違うので分かりません」
- 「言った言わない」になって進まない
なので、証拠が残る形で動くのが安心です。
- メール
- 問い合わせフォーム(送信完了画面をスクショ)
- チャット(履歴が残るもの)
- 書面(必要なら内容証明)

それでも揉めそうなら「内容証明郵便」が安心な理由
相手が強気だったり、期限が迫っていたり、話がこじれそうなときは、内容証明郵便が役に立ちます。
内容証明は、
「いつ、誰が、どんな内容を送ったか」を“公的に証明できる”
という点が強いです。
さらに「配達証明」も付けると、
「いつ相手に届いたか」も証明できる
ので、より安全になります。
ただし内容証明は、書き方(文字数・行数など)にルールがあり、慣れていないと作成に時間がかかることも。
「期限が近い」「確実に進めたい」という場合は、最初からプロに頼むのが結果的に早いことも多いです。
今日からできる“後悔しない買い物”の小ワザ
最後に、トラブルを減らすコツをまとめます。
買う前に
- 「返品・キャンセル」ページを先に読む
- 定期購入の記載がないか見る
- 2回目以降の金額を見る
困ったら
- 購入ページ・規約・メールをスクショ保存
- 電話だけにせず文章(メール等)で連絡
- 期限が絡むなら早めに相談
まとめ:ネット通販は「クーリング・オフじゃない」だけ。手はあります。
ということで、今回は、クーリング・オフの基本と、“ネット通販で困ったときの正しい動き方”を、整理しました。
今回のお話 いかがでしたでしょうか。
ネット通販は原則クーリング・オフ対象外。
これは正しいのですが、そこで終わりではありません。
- 返品特約(返品ルール)に従えば返品できるケースはある
- 定期購入は特に注意
- 困ったら「証拠を残す」が最強
「これって返品できる?」
「定期購入になってる?」
「文章どう書けばいい?」
こういう“最初の一歩”が分からなくて止まってしまう方も多いので、必要なら当事務所でも状況整理と文面作成をサポートできます。
倉敷市近郊にお住まいの方はもちろん、遠方の方もオンライン等で対応可能です。
期限が過ぎてしまう前に、まずは一度お気軽にお問い合わせください。
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