みなさん、こんにちは。
岡山県倉敷市の行政書士やまもと事務所の山本です。
本日は速報として、岡山市省人化・省力化設備投資支援補助金をご紹介します。
「もう一人、自分がほしい…」
人手不足で、ついそんなセリフが口から出そうになっている岡山市の事業者さんに朗報です。
人手不足への対応や生産性向上を目的とした設備投資を支援する 「岡山市省人化・省力化設備投資支援補助金」 の実施が決定しました。
設備導入で“人を増やす”のではなく、“手間を減らす”。
うまく使えれば、現場の負担がスッと軽くなるかもしれません(肩こりまで軽くなるかは…たぶん別問題です)。

今回は速報として、この 「岡山市省人化・省力化設備投資支援補助金」 を、できるだけやさしく解説します。
岡山市省人化・省力化設備投資支援補助金とは?
では最初に、この補助金の概要をやさしくご紹介します。
この補助金は、岡山市内の中小企業・小規模事業者が行う、省人化(人手を減らす)・省力化(手間を減らす)につながる設備投資を支援する制度です。
対象は、業務の効率化に役立つ機械設備やシステム等の導入(購入)などが中心になります。
■ 【岡山市省人化・省力化設備投資支援補助金】の募集について
https://www.city.okayama.jp/jigyosha/0000077307.html
補助率・上限はいくら?
- 補助率:2/3
- 上限:300万円
つまり、対象経費の 3分の2を補助してくれて、最大で 300万円まで支援してもらえるイメージです。
正直これ、かなり“厚い”です。
(財布が厚くなるかは採択次第ですが、制度としては厚いです。)
どのくらい戻ってくる?かんたんシミュレーター(計算してみてください)
補助金額の目安:「対象経費 × 2/3(ただし上限300万円)」です。
例)
- 対象経費 150万円 → 補助額 100万円
- 対象経費 300万円 → 補助額 200万円
- 対象経費 450万円 → 補助額 300万円(上限)
ご自身の投資予定額で、ぜひ当てはめてみてください。
補助金シミュレーター
補助対象経費(例)
以下は、募集要項等で示されている「補助対象経費」の代表例です。
- 機械設備・システム等の購入費
※「専ら補助事業のために使用するもの」に限られます - 運搬費(上記設備等の運搬にかかる費用)
- 据付工事費(設置と一体で捉えられる軽微な工事)
「省人化・省力化に直結する設備」「その事業のために使う設備」という位置づけが大切です。

対象外経費(例)
逆に、補助金の対象外となる経費もあります。
「これ、対象になると思ってた…」が起きやすいのがこちら。
代表的な対象外例です。
- 汎用性が高い機器
例:パソコン、プリンタ、エアコン、表計算ソフト等 - リース・レンタル
- 中古品
- 車両・重機
- 建物改修工事
- ホームページ作成(情報発信のみ目的)
- クラウド利用料
特に注意したいのは「クラウド利用料」
特に気をつけたいのが、クラウド利用料が対象外経費になっている点です。
昨今は、システム導入が「買い切り」から「クラウドで月額利用(サブスク)」へシフトしつつありますよね。
そのため、設備やシステムを検討するときは、「購入(導入費)は対象になるけど、月額利用料は対象外」というケースがあり得ます。
ここは事前に十分チェックしておきましょう。
(うっかり契約してから気づくと、心がクラウド9…いや曇ります。)

ポイントは「誰が見てもその設備が“省人化・省力化のための専用設備”と言えるか?」が分かれ目になります。
悩んだら、計画書に書く前に一度チェックしておくのが安全です(補助金は“あとから気づく”が一番つらい…)。
募集期間(締切は「郵便必着」なので要注意)
この補助金は、Jグランツによる電子申請ではなく、郵送での申請になります。
そのため、締切の考え方がとても大事です。
- 募集期間:令和8年2月2日(月)〜3月27日(金)※郵便必着
ここで注意したいのは、「3/27に投函すればOK」ではなく、「3/27までに届いていればOK」という点です。

つまり、締切日にポストへダッシュしても、郵便の世界では“間に合ったことにならない”可能性があります。
郵便局さんに“根性論”は通じません(たぶん。いや、ほぼ通じません)。
採択基準は?結論「6割ライン」+「順位」
ここが一番大事です。
採択の基本ルール:まず“満点の6割以上”
募集要項にも記載があるとおり、この補助金は応募書類を審査し、総得点が満点の6割以上のものが選定対象になります。
さらに、6割以上の申請の中から得点の高い順に、予算の範囲内で採択される仕組みです。
つまり──
- 申請したら必ず採択される わけではない
- まずは 6割以上の得点が必要
- 6割を超えていても、応募が多いと 高得点順で採択されるため、採択されない可能性もある
ということになります。

ここはぜひ覚えておきましょう。
(補助金は“早い者勝ち”ではなく、わりと“点数勝ち”です。)
審査で見られるポイント(採択に近づく“事業計画書”の書き方)
では、どうすれば6割以上の得点を狙えるのでしょうか?
審査では、次の観点が明示されています。
つまり、事業計画書はこの項目に沿って書くほど点が取りやすいということです。
見られる観点
- 自社の経営状況の分析
- 自社を取り巻く経営環境の分析
- 補助事業の独自性・優位性
- 補助事業の効果
- 補助事業が適切に遂行可能か(実行できる計画か)
コツ:効果は“気持ち”ではなく“数字”で
「このシステムを導入すると仕事が楽になって残業が減りそうです」
…という書き方だと、どうしても抽象的になりがちです。
そこでおすすめなのが、効果を具体的な数字で表すこと。
工数削減・人手削減が“見える化”できると、説得力が一気に上がります。
例)
- 受発注入力:1日60分 → 15分(▲45分)
- 検品:2名×2時間 → 1名×1時間(▲3時間/日)
このように「何が」「どれくらい」減るのかを数字で書けると、読む側(審査側)も判断しやすくなります。
加点(点数が増える条件)は何?
この補助金には、いわゆる加点項目が用意されています。
対象に当てはまれば、審査で点数が上乗せされるイメージです。
要するに、条件を満たすだけで得点アップのボーナス。
取れるボーナスは、しっかり取りにいきましょう(補助金の世界では、ボーナス問題がいちばん好きです)。
資料上、加点として明示されているのは大きく次の2つです。
加点①:小規模企業者に該当する
小規模企業者に該当する場合、審査の点数が加算されるとされています。
「うちは小規模企業者に当たるの?」という点は、業種ごとに基準が異なるため、募集要項・Q&A・チラシで該当要件を確認しておきましょう。
加点②:岡山市内業者から購入する
機械設備等の購入にあたっては岡山市内業者を優先し、岡山市内業者から購入する場合は加点されます。
もちろん、市内業者では取り扱いがない機器・システムもありますので、その場合は無理に寄せる必要はありません。
ただ、同じ内容・同じ条件で購入できるなら、市内業者からの購入を検討する価値は高いです(加点は正義)。

…そして倉敷市の行政書士としては、正直こう思います。
「倉敷も…仲間に入れてほしい……!」(小声)
とはいえ、制度は岡山市の補助金ですので、要件に沿って“取れる加点”を確実に拾っていきましょう。
“落とし穴”チェック(失点・対象外を避ける)
今回の補助金に限らず、補助金で特に多い落とし穴は、だいたいこの2つです。
ここを押さえておくだけで、「知らずに対象外」をかなり防げます。
落とし穴①:よくある対象外(汎用機器など)
パソコン・プリンタ・エアコンなどの汎用性が高いものは、対象外例として示されています。
また、リース・レンタル/中古品/自動車(車両)なども、対象外になりやすい項目です。
「省人化・省力化に使う予定なんだけど…」という気持ちは分かるのですが、補助金の世界では「誰が見ても専用設備と言えるか」が大事になります。
“何にでも使えるもの”は、だいたい弾かれがちです。
落とし穴②:交付決定前の発注(契約)は対象外
これも超重要です。
交付決定前に発注(契約)している場合は対象外になります。
つまり、先に買ってしまうとアウトの可能性が非常に高い、ということです。
(「とりあえず押さえとこ」で押さえると、補助金が押さえられません。)
まとめ:採択を狙うなら「6割+加点+書き方」で勝負
- 採択は「総得点6割以上」がまず条件
- 予算を超えると「得点上位から採択」
- 加点は「小規模企業者」「岡山市内業者から購入」が明示
- 事業計画書は、審査観点(環境分析・独自性・効果・実行可能性)に沿って、効果は数字で
まとめ:申請前の「加点チェック」だけでも早めに
ということで今回は速報として、「岡山市省人化・省力化設備投資支援補助金」を解説しました。
今回のお話、いかがでしたでしょうか。
この補助金は、加点がある=準備の差が点数に出やすいタイプです。
早めにポイントを整理しておくと、申請がグッとスムーズになります。
たとえば、こんな点を先に確認しておくのがおすすめです。
- 「うちは小規模企業者に当たる?」
- 「岡山市内業者で見積が取れる?」
- 「事業計画書の“効果”を数字でどう表す?」
このあたりが整理できるだけで、書類作成の迷子になりにくくなります(迷子になると、だいたい締切が先にゴールします)。
当事務所は倉敷市の行政書士事務所として、補助金申請サポートをはじめ、契約書作成、各種許認可申請などのサポートを行っております。
「はじめて補助金を活用してみたいけど、要件や書き方が心配…」
そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。
※ご相談は、岡山市外の行政書士でも問題ありませんのでご安心くださいね。
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