帰省して見えた空き家の現実|お盆明けに考えたい「3つの問題」

相続

お盆休み、皆さんはどこで過ごされましたか?
私は今年、実家のある高知県に帰省してきました。

久しぶりの実家帰省。
近所をブラブラと歩いていると、ふと足が止まる家がいくつもありました。
それは窓は閉ざされ、庭は草が伸び放題の家。
中には壁に大きな穴が空き、まるで時間が止まったような家も…。

思い返せば、中学・高校時代、その家には60代くらいのご夫婦が暮らしていました。
あれから30年以上が経ちます。当時60歳だった方は、今なら90歳を超えている計算です。
お亡くなりになったのか、施設や病院で暮らしているのかは分かりません。
ただ、もうその家で暮らすことはないのだろう…そう感じました。

こうして空き家が増える背景には、大きく分けて3つの問題があります。

① 高齢化と人口減少で「住む人がいなくなる」

地方では、高齢の住人が亡くなったり、施設に入ったりして家を離れるケースが増えています。
子ども世代は県外に生活基盤を築き、戻る予定がないという話も珍しくありません。

特に新興住宅地は要注意です。
私の実家も40年ほど前にできた住宅地ですが、同じ時期に家を建てた人が多く、年齢層もほぼ同じ。
同じように年を重ね、同じ時期に介護や相続の問題が訪れます。
短期間で一気に空き家が増える可能性が高いのです。

② 放置すると一気に進む老朽化とリスク

人が住まない家は、驚くほど早く傷みます。
換気がされず、雨漏りや湿気が溜まり、シロアリやカビの被害も進行します。

実家近くでも、壁に穴が空いたまま放置された空き家がありました。
その隣には、リフォームを終えたばかりのきれいな家。
家主さんはきっと、「瓦や壁が飛んできたら…」と不安を抱えていることでしょう。

こうした危険な状態の空き家は、市町村から特定空家に指定される場合があります。
特定空家になると、固定資産税の軽減特例(最大6分の1)が外れ、税額が大幅アップ。
さらに行政からの命令を無視すれば、過料(最大50万円)や強制解体+費用請求の可能性もあります。

③ 相続登記義務化で避けられない手続き

2024年4月からは、相続開始から3年以内に登記することが義務化されました。
名義が故人のままでは売ることも貸すこともできず、結局そのまま放置されがちです。
放置すれば税金の負担だけでなく、相続人同士の意見が割れてトラブルに発展することもあります。

お盆明けこそ「話し合い」のチャンス

お盆は、普段なかなか会えない家族や親族と集まる貴重な時間です。
その時に目にした空き家や、将来空き家になりそうな実家の様子——。
お盆が終わった今だからこそ、その光景や会話の記憶は鮮明に残っているはずです。

こういうタイミングで話し合いを始めることには大きな意味があります。
時間が経てば「また今度にしよう」「忙しいから…」と先延ばしになりがちです。
しかし放置すれば、家は確実に傷み、税金や管理費用は増え、相続人同士の溝は深まっていきます。

お盆明けの今こそ、現状を共有し、方向性を決める第一歩を踏み出すチャンスです。
結論がすぐに出なくても、「いつまでにどうするか」を話し合うだけで、将来のトラブルを大きく減らせます。

まとめ

空き家は放置しても価値が上がることはなく、むしろ負担とリスクが増していきます。
お盆で見た実家や親族の家の様子を思い出せる今こそ、家族で将来について話し合う絶好のタイミングです。

行政書士やまもと事務所では、空き家や相続に関するご相談を幅広く承っています。
倉敷市・総社市・浅口市の方はもちろん、高知県ご出身の方もお気軽にどうぞ。
一緒に、家と家族の未来を守るための最適な方法を考えていきましょう。

行政書士やまもと事務所
🏠 岡山県倉敷市
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    まずは話を聞いてみたいなるべく早く手続きを進めたいすでに他で相談しているが比較したい

    ※固定資産税の納税通知書、手書きの家系図、メモ書きの写真などがあれば添付してください。
    (PDF・画像ファイルに対応/最大5MBまで)

    ※ご家族構成や、気になっていることなどをご自由にお書きください。