住民票と戸籍の違い、知っていますか?
「名前は聞いたことあるけど、実際に何のためにあるのか分からないもの」ってありますよね。
その代表格が 住民票 と 戸籍 ではないでしょうか。


「住民票ってどんなときに必要なの?」
「戸籍って何をするもの?」
今回は、この 住民票と戸籍の違い について、行政書士の視点から分かりやすく解説していきます!
そもそも住民票とは?
住民票は、簡単に言うと 「私はここに住んでいますよ!」と証明するもの です。
例えば、
- 引っ越しをしたとき
- 運転免許証を更新するとき
- パスポートを申請するとき
こんな場面で 住民票の写し を求められることがあります。
これは、役所が「○○さんは、この住所に住んでいる人ですよ」と公的に証明するための書類だからなんですね。
住民票には、
✅ 氏名
✅ 生年月日
✅ 住所
✅ 世帯主との関係
などが記載されています。
つまり、 現在の住所や家族構成を証明する書類 ということになります。
戸籍ってなに?
それでは 戸籍 とは何でしょうか?
実は、戸籍は 「日本国民の身分関係を証明するもの」 です。
なので、戸籍は日本国民しかなく、外国人には戸籍はありません。
戸籍 = 国籍
こういえば分かりやすいかもしれませんね。
ちなみに戸籍はどういう時に必要になるかといえば、
- 結婚したとき
- 相続手続きをするとき
- パスポートを新規で申請するとき
こうした場面で 戸籍謄本 や 戸籍抄本 が必要になります。
戸籍には、
✅ 生年月日
✅ 父母の名前
✅ 結婚・離婚の履歴
✅ 養子縁組の履歴
✅ 亡くなった日
などが記載されています。
つまり、 生まれてから亡くなるまでの身分関係を記録した公的な書類 ということです。
住民票と戸籍の違いまとめ
住民票 | 戸籍 | |
---|---|---|
何を証明する? | 住所や世帯の情報 | 生まれてからの身分関係 |
いつ必要? | 引っ越し・免許更新など | 結婚・相続など |
どこで取得できる? | 住んでいる市区町村役場 | 本籍地の役所 |
簡単にまとめると、
📌 住民票は「今どこに住んでいるか」を証明するもの
📌 戸籍は「家族関係や身分」を証明するもの
ということですね!
住所変更と戸籍の関係
引っ越しをすると、住民票を移す手続きが必要になりますが、戸籍の本籍は変更しなくても問題ありません。
例えば、
- 大学や就職で引っ越した
- 結婚して新しい家に住むようになった
こうした場合、住民票は新しい住所へ変更しなければなりません。
住民票を移さないと「住民基本台帳法」に違反し、5万円以下の過料(ペナルティ)を受ける可能性があります。
一方で、本籍は一生変更しなくても特に問題はありません。
つまり、
✅ 住民票は住所が変わるたびに変更が必要!
✅ 戸籍の本籍は変更しなくてもOK!
ということですね。
まとめ
住民票も戸籍も、普段の生活では意識することは少ないですが、いざというときに必要になる大事な書類です。
特に 相続手続き では、亡くなった方の 戸籍をさかのぼって取得する必要がある ことも多く、「こんなに手間がかかるの!?」と驚くことも…。😨
もし相続や戸籍の取得で困ったら、行政書士に相談するのも一つの方法です。
「相続手続きをしたいけど、何をすればいいのか分からない…」
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そんなときは、当事務所にお気軽にご相談くださいね!
(以上、最後は宣伝でした😊)