みなさん こんにちは。
岡山県倉敷市の行政書士やまもと事務所の山本です。
本日は これから飲食店をはじめようと考えている方に向けて、物件選びについてのお話します。
これから飲食店を始めようと考えたとき、多くの方が最初に悩むのが「物件選び」ではないでしょうか。
物件情報を見ていると、
- 新築
- スケルトン
- 居抜き
といった言葉が並んでいますが、「正直、違いがよく分からない…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、これから飲食店を始める方に向けて、新築・スケルトン・居抜きの違いをできるだけやさしく解説していきます。
まずは用語から整理しましょう
“新築・スケルトン・居抜き”
物件選びの際に出てくるこの単語。
新築は分かるけど、スケルトン?居抜きって何??って方も多いのではないでしょうか?
私も最初は「えぇ?スケルトンって骨状態の建物??」って思ってました(笑)。

まずは用語から整理していきましょう。
新築物件とは?
新築物件は、その名の通り新しく建てられた建物です。
建物も設備も新しく、飲食店として使われていないケースも多くあります。
イメージしやすく、「新しい=安心」と感じる方も多い物件です。
スケルトン物件とは?
スケルトン物件とは、内装や設備がほとんど何もない状態の物件です。
- 厨房設備がない
- 客席やカウンターがない
- 内装が空っぽ
といった状態で、「お店の中身を一から作る物件」と考えると分かりやすいでしょう。
居抜き物件とは?
居抜き物件は、前に営業していた飲食店の設備や内装が残っている物件です。
たとえば、
もともと焼肉屋さんだった店舗を引き継ぐケースを想像してみてください。
- 無煙ロースターがすでに設置されている
- ダクトや排煙設備が整っている
- 厨房には業務用冷蔵庫やシンクが残っている
- 客席の配置も「焼肉店向け」になっている
このように、焼肉屋として営業するために必要な設備が一通りそろっている状態が、居抜き物件です。

それぞれのメリット・デメリット
用語の整理が出来たところで、次は 新築・スケルトン・居抜きのメリット・デメリットをそれぞれみていきます。
新築物件のメリット・デメリット
新築物件は、建物も設備も新しい状態からスタートできるため、「安心感」を重視する方に選ばれやすい物件です。
一方で、開業までにかかるコストや時間については、事前にしっかり考えておく必要があります。
メリット
- 建物や設備が新しく、清潔感がある
- 老朽化によるトラブルが起きにくい
- お店のイメージを作りやすい
デメリット
- 初期費用が高くなりやすい
- 工事や準備に時間がかかることが多い
スケルトン物件のメリット・デメリット
スケルトン物件は、内装や設備がほぼ何もない状態のため、「お店を一から作りたい方」に向いている物件です。
自由度が高い反面、費用や準備期間がかかる点には注意が必要です。
メリット
- レイアウトやデザインを自由に決められる
- コンセプトを反映したお店を作りやすい
デメリット
- 内装工事費がかかる
- 開業までに時間が必要
居抜き物件のメリット・デメリット
居抜き物件は、前に営業していた飲食店の設備を引き継げるため、「できるだけ早く、初期費用を抑えて始めたい方」に人気があります。
ただし、設備の状態や内容は物件ごとに差があるため、慎重な確認が欠かせません。
メリット
- 初期費用を抑えやすい
- 比較的早く開業できる
デメリット
- 設備が古い場合がある
- 前のお店のイメージが残りやすい

新築・スケルトン・居抜きの簡単比較表
ここまでの内容を、表でまとめてみます。
| 項目 | 新築 | スケルトン | 居抜き |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 高め | 高め | 抑えやすい |
| 開業までの早さ | 遅め | 遅め | 早い |
| 自由度 | 高い | 非常に高い | 低め |
| 設備の新しさ | 新しい | 新設 | 物件による |
| 向いている人 | 長期目線の方 | こだわりたい方 | 早く始めたい方 |
あくまで目安ですが、「自分が何を優先したいか」を考える材料になります。
結局どれを選べばいいの?
結論としては、次のように考えると分かりやすいです。
- 資金と時間に余裕がある方 → 新築
- お店づくりにこだわりたい方 → スケルトン
- できるだけ早く・安く始めたい方 → 居抜き
大切なのは、「何が正解か」ではなく、今の自分に合っているかどうかです。

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初期費用はどれくらい重視しますか?
開業までのスピードは?
お店づくりへのこだわりは?
実はここが大事:許可・手続きの視点
物件選びとあわせて、ぜひ意識しておきたいのが許可や手続きのことです。
「前も飲食店だったから大丈夫」
「居抜きだからすぐ使える」
そう思われがちですが、必ずしもその通りとは限りません。
たとえば、
- 原則として、どの物件でも新たに飲食店営業許可が必要
- 居抜き物件でも、現在の基準を満たしていないことがある
- 工事内容によっては、事前に保健所へ相談した方が良い場合もある
といった点は、実際によくある話です。
物件を決めてから慌てないためにも、物件選びの段階で、許可のことを少しだけ意識することが安心につながります。
まとめ
ということで、今回は、これから飲食店を始める方に向けて、新築・スケルトン・居抜きの違いを解説しました。
今回のお話 いかがでしたでしょうか。
新築・スケルトン・居抜きには、それぞれメリット・デメリットがあります。
「これが一番良い」という答えはなく、ご自身の状況に合った選択が重要です。
- 資金や時間
- 開業までのスピード
- お店づくりへのこだわり
これらを整理したうえで物件を選ぶことで、開業後の後悔を減らすことができます。
「何から考えればいいか分からない」
「この物件で進めていいのか不安」
そんなときは、早めに専門家へ相談するのも一つの方法です。
これから飲食店を始める方が、安心してスタートできるよう、少しでも参考になれば幸いです。
当事務所のサポートについて
これから飲食店を始めるにあたっては、物件選びや内装工事だけでなく、さまざまな手続きや契約ごとが発生します。
当事務所では、飲食店営業許可の申請サポートはもちろんのこと、
- 開業時や事業拡大時の補助金申請のサポート
- テナントの賃貸借契約書の内容確認
- 内装工事請負契約書のチェック
- 厨房機器などの設備の売買契約に関する確認
といった、「これってこのままサインして大丈夫なのかな?」と不安になりやすい書類の作成やチェックも行っています。
飲食店の開業準備では、スピード感が求められる一方で、後から見直すことが難しい契約も少なくありません。
だからこそ、
- 物件が決まりそうなとき
- 契約書にサインする前
- 許可や手続きの流れが分からなくなったとき
こうしたタイミングで、気軽に相談できる存在としてお役に立てればと考えています。
これから飲食店開業を予定されている方は、一人で抱え込まず、必要に応じて専門家の力も活用しながら、安心して準備を進めてみてください。
行政書士やまもと事務所
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