はじめに|「正しく送る」は、トラブル予防の第一歩
重要な書類を送る際によく聞く送り方として、書留・レターパック・内容証明があります。
ただ、この3つの違いを正確に理解している方は意外と少ないかもしれません。
たとえば、
- 「内容証明って普通の手紙も送れるの?」
- 「レターパックで契約書を送っても大丈夫?」
- 「書留と簡易書留の違いって何?」
など、現場でいただく質問はさまざまです。
本記事では、それぞれの違いと使い分け方を、書類作成のプロである行政書士がやさしく解説します。
書留とは?
特徴
書留は、郵便局が配達過程を記録し、対面で受け取り・サインをもらう送付方法です。万が一の紛失や破損に備え、損害賠償(5万円まで)も付きます。
種類は主に2つあります:
- 一般書留:補償あり、差出・配達記録あり
- 簡易書留:補償は5万円まで、記録も簡略化されている分、料金が安い
メリット・デメリット
〇 メリット
- 追跡・配達記録が残る
- 対面で配達される(受け取り確認になる)
- 万が一の補償付き
× デメリット
- ポスト投函は不可(郵便局の窓口からの発送)
- 料金がやや高め
レターパックとは?

特徴
レターパックは、日本郵便が提供する全国一律料金・追跡機能付きの配送サービスです。2種類あります:
- レターパックライト(370円):ポスト投函/受取人の署名不要
- レターパックプラス(520円):対面手渡し/受取人の署名あり
メリット・デメリット
〇 メリット
- 安い&全国一律料金
- 追跡番号で配送状況が確認できる
- 郵便ポストから送れる(ライト)
× デメリット
- 万一の補償はなし
- 厳密な「証明」には使えない
内容証明とは?

特徴
内容証明は、日本郵便が「いつ・誰が・誰に・どんな内容の文書を送ったか」を証明してくれる特殊な郵便です。
法律上の通知(例:契約解除・クーリングオフ・債権の催告など)でよく使われます。
なお、手紙以外のものは同封できません(契約書の原本などを同封することはできません)。
メリット・デメリット
〇 メリット
- 「送ったこと」「内容」「日時」が法的に証明できる
- 裁判での証拠として使える
- 行政書士や弁護士による代理作成が可能
× デメリット
- 料金が高め(1通で1,000円前後+郵送料など)
- 書き方に細かいルールがある
- 原則的に縦書き・1行20文字×26行まで等の制限あり
3つの送付方法を比較表でチェック!
| 比較項目 | 書留 | レターパック | 内容証明 |
|---|---|---|---|
| 追跡機能 | あり | あり | あり |
| 補償 | あり(最大5万円まで簡易書留) | なし | なし |
| 受取証明 | あり(署名) | プラスのみあり | あり |
| 法的証明力 | 弱い | 弱い | 強い |
| 内容の証明 | × | × | 〇(郵便局が証明) |
| 同封可能物 | 書類・物品可 | 書類・小物可 | 書類のみ(物はNG) |
| コスト目安 | 430円~(+郵送料) | 370円/520円 | 1,000円前後(+送料) |
| 主な利用シーン | 契約書の送付・通知書など | 軽めの書類送付・簡単通知 | 契約解除・催告・クーリングオフなど |
それぞれの使い分け例
レターパック:簡単な書類送付に最適
例)契約書の控えをお客様へ送る、請求書の郵送など
書留:大切な書類の受け渡しに
例)雇用契約書、登記関連書類、納品後の成果物など
内容証明:相手に「届いた証拠と内容」を残したいときに
例)クーリングオフ通知、家賃滞納の督促、契約解除通知など
まとめ|送り方次第でトラブルは防げる
ということで、今回は 書留・レターパック、そして内容証明の違いと使い分け方を、やさしく解説しました。
今回のお話 いかがでしたでしょうか。
重要な書類を送る際には、「届いたことを証明できるか」「中身の証明が必要か」「相手にどの程度のインパクトを与えるか」など、状況に応じた送付方法の選択が非常に大切です。
- 簡単な追跡や手軽さを求めるなら【レターパック】
- 記録を残したいなら【書留】
- 通知内容まで証明したいなら【内容証明】
それぞれの違いを正しく理解し、賢く使い分けることで、大切な書類を確実に届け、後々のトラブルを防ぐことができます。
当事務所では、内容証明郵便の文案作成や、書類送付に関するご相談にも対応しております。
「どの方法で送るのがベストか迷っている」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。
行政書士やまもと事務所
🏠 岡山県倉敷市
🌐 https://tora-no-maki.com


