【2026年】デジタル化・AI導入補助金とは?IT導入補助金との違いを倉敷の行政書士がやさしく解説

補助金

※本記事は、2025年12月時点で中小企業庁が公開した案内チラシ等の「現時点で分かる範囲」の整理です。内容は今後変更の可能性があります。

みなさん こんにちは。
岡山県倉敷市の行政書士やまもと事務所の山本です。
本日は 昨年末に中小企業庁から発表があった「デジタル化・AI導入補助金」についてお話してみます。

今回の「デジタル化・AI導入補助金」は、日々の業務をラクにして生産性を上げるための、かなり現実的な支援策です。
極力 分かりやすく解説しますので、ぜひ最後まで読んで下さい。

  1. 「デジタル化・AI導入補助金」とは?
    1. 目的:IT導入・DXで生産性向上
    2. 補助額・補助率:最大450万円、補助率1/2~4/5
  2. 5つの枠(類型)をサクッと整理
    1. 1. 通常枠(DX・生産性向上)
    2. 2. インボイス枠(インボイス対応類型)
    3. 3. インボイス枠(電子取引類型)
    4. 4. 複数社連携IT導入枠
    5. 5. セキュリティ対策推進枠
  3. 補助対象経費は?「ソフトだけ」じゃないのが嬉しいところ
  4. ん?IT導入補助金と同じ?違う?
    1. かなり近い(=実質、IT導入補助金の流れを引き継ぐ制度)
    2. 違い(注目ポイント)は「より手厚く、より“使いこなす”まで」
  5. 活用イメージ:倉敷の中小企業なら、こう効くかも
    1. 勤怠管理の「帰社して打刻問題」を解消
    2. 会計・請求の手作業を減らしてインボイス対応
    3. セキュリティ対策を後回しにしない
  6. 2026年のスケジュールは?(現時点)
  7. 申請前にやるべき「3つの準備」:採択率はここで差がつく
    1. 1. “ムダ時間”の棚卸し(いきなりツール探しをしない)
    2. 2. どの枠が近いか当たりを付ける(通常枠?インボイス枠?)
    3. 3. IT導入支援事業者(ベンダー)と早めに相談
  8. よくある質問(FAQ)
    1. Q. AI機能が付いたツールじゃないとダメ?
    2. Q. パソコンも買える?
    3. Q. いつから申請できる?
  9. まとめ:2026年は「AI」より先に、“めんどい作業”を退治しよう

「デジタル化・AI導入補助金」とは?

先月 2025年12月に中小企業庁より「デジタル化・AI導入補助金」なる補助金の案内チラシが発表されました。

■ 「デジタル化・AI導入補助金」でIT導入・DXによる生産性向上を支援!
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/r7/r6_it.pdf

目的:IT導入・DXで生産性向上

業務効率化・DX推進・セキュリティ対策
チラシでは、この3つのためのITツール導入費用を支援するとされています。

補助額・補助率:最大450万円、補助率1/2~4/5

  • 補助額:最大450万円/者
  • 補助率:1/2~4/5(小規模事業者の一部類型で最大4/5の記載あり)
① 通常枠
② インボイス枠
③ セキュリティ枠

業務効率化やDX推進のためのITツール導入。
※ソフトウェア費、クラウド利用料(最大2年分)、導入関連費が対象

インボイス制度対応のソフトやPC・レジの導入。
※小規模事業者は補助額50万円以下の部分が4/5等の優遇あり

※小規模事業者=商業サービス業5人以下、製造業等20人以下


※補助上限10万円 (率1/2)
※補助上限20万円 (率1/2)

サイバー攻撃対策(お助け隊リスト掲載サービス)の利用料。
※最大2年分が対象。補助上限額:150万円

補助金 受給目安 0円
実質自己負担額 0円

※計算結果は目安です。審査結果を保証するものではありません。
※ハードウェアのみの申請はできません。

この条件で申請相談をする >

5つの枠(類型)をサクッと整理

この補助金には、目的や事業規模に合わせて5つの「枠」が用意されています。
それぞれの枠を簡単に解説します。

1. 通常枠(DX・生産性向上)

業務効率化やDXのためのITツール導入を支援。
クラウド利用料(最大2年分)も対象。

2. インボイス枠(インボイス対応類型)

会計・受発注・決済ソフト等でインボイス対応。
PC・タブレット・レジ・券売機などハードも対象とされています。

3. インボイス枠(電子取引類型)

発注者(大企業含む)が費用負担して受発注ソフトを導入し、受注者が無償利用できるケースを支援。

4. 複数社連携IT導入枠

商店街など10者以上で連携して、インボイス対応やキャッシュレス等を進める取組を支援(事務費・専門家経費も対象)。

5. セキュリティ対策推進枠

IPAの「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」掲載サービス等の利用料を支援、という設計です。

補助対象経費は?「ソフトだけ」じゃないのが嬉しいところ

このデジタル化・AI導入補助金は、ITツールの導入費用を補助してくれる仕組みです。
このITツールにはソフトウェアの費用だけでなく、以下費用も補助の対象になるんです。

  • ソフトウェア購入費、クラウド利用料(最大2年分)
  • 導入関連費(保守サポート、マニュアル作成 等)
  • 導入後の“活用支援”(定着支援)
  • (インボイス対応類型では)PC・タブレット・レジ・券売機などハード

ん?IT導入補助金と同じ?違う?

昨年までIT導入補助金という 事業者にとても人気の補助金がありました。
このIT導入補助金を利用されたことある事業者であれば、「ん?IT導入補助金と似てるやん」と思った方も多いのではないでしょうか。

かなり近い(=実質、IT導入補助金の流れを引き継ぐ制度)

今回 中小企業庁のチラシでは、「IT導入・DXによる生産性向上を支援」と明記され、枠組みも「通常枠/インボイス枠/複数社連携IT導入枠/セキュリティ対策推進枠」など、従来のIT導入補助金と同系統の設計です。
つまり、IT導入補助金とかなり近い、もしくは同じだと思われます。

違い(注目ポイント)は「より手厚く、より“使いこなす”まで」

チラシ上、今回の補助対象には導入後の“活用支援”(定着のためのサポート)も含まれるされてます。

ツールを入れて終わりではなく「現場でちゃんと回す」方向。
この辺がIT導入補助金と違うのかもしれませんね。

いずれにせよ、中小企業庁からの続報を待ちたいと思います。

活用イメージ:倉敷の中小企業なら、こう効くかも

勤怠管理の「帰社して打刻問題」を解消

紙タイムカードで「現場→会社→打刻→また移動…」となっている場合、勤怠・労務管理ツールで出先打刻が可能に。
→ これ、地味に効きます。“倉敷美観地区の白壁より、会社の紙が白い”問題を減らせます。

会計・請求の手作業を減らしてインボイス対応

請求書受領サービス(受取請求書サービス)は、紙やPDFで届く請求書を集めて→OCRでデータ化して→申請・承認→仕訳・支払までをまとめてラクにする仕組みです。
いわば「経理の紙吹雪(※請求書)を、クラウドで静かに片付ける掃除機」みたいなもの。

セキュリティ対策を後回しにしない

「うちは狙われんじゃろ」と思っていても、攻撃側は“地域愛”で手加減してくれません。
支援枠があるなら、最低限の対策を“補助金で整える”のは合理的です。

2026年のスケジュールは?(現時点)

チラシには、「準備が整い次第、速やかに公募を開始」とあります。
つまり「近いうちに始まる可能性が高いが、詳細日程はこれから」という段階です。

発表あり次第、当事務所ブログでも申請期日や公募要領などを分かりやすくご紹介する予定です。
乞うご期待下さい。

申請前にやるべき「3つの準備」:採択率はここで差がつく

1. “ムダ時間”の棚卸し(いきなりツール探しをしない)

  • 手入力が多い
  • 二重入力がある
  • 紙→スキャン→保存が儀式化している
    このあたりが補助金活用の起点になりやすいです(DXの第一歩)。

2. どの枠が近いか当たりを付ける(通常枠?インボイス枠?)

インボイス対応が中心ならインボイス枠、全体最適なら通常枠、複数社なら連携枠…と、枠選びが重要です。

3. IT導入支援事業者(ベンダー)と早めに相談

この手の制度は、ツール提供側(登録事業者)と二人三脚になることが多いです。
「うちは何が合う?」の段階から動くと、後でラクになります。

またIT導入補助金の申請に必要だった「SECURITY ACTION自己宣言」などもお時間ある時にしてみてはどうでしょうか。
宣言方法は以下記事で紹介してますので、ご参考下さい。

よくある質問(FAQ)

Q. AI機能が付いたツールじゃないとダメ?

チラシ上は、目的が「生産性向上」で、対象もITツール全般の表現です。
“AI必須”とは読み取れません(ただし公募要領で要件が出る可能性はあります)。

Q. パソコンも買える?

インボイス枠(インボイス対応類型)のみ、PC・タブレット・レジ等のハードが対象。
ただし、ITツールとセットでの導入となり、PC・タブレット・レジ単体での導入は不可です。

Q. いつから申請できる?

現時点の表現は「準備が整い次第、速やかに公募開始」です。
正式な公募開始日・締切は今後の公表待ちです。

まとめ:2026年は「AI」より先に、“めんどい作業”を退治しよう

ということで、今回は 昨年末に中小企業庁から発表があったデジタル化・AI導入補助金について解説してみました。
今回のお話 いかがでしたでしょうか。

デジタル化・AI導入補助金は、名前に「AI」が付いていても、やることは意外とシンプル。

  • 会計・請求・勤怠・受発注などの手作業を減らす
  • DXで生産性向上を狙う
  • ついでにセキュリティも整える

「デジタル化・AI導入補助金」は、まさにこうした課題をデジタルやAIの力で解決するための強力な武器になります 。

補助金は「公募が出てから考える」だと間に合わないことが多いです。
いまのうちに、①ムダ作業の洗い出し → ②導入したい仕組みの整理 → ③必要書類・計画の下準備まで進めておくのがおすすめです。

「うちの場合は通常枠?インボイス枠?」
「どこまで経費に入る?」
など、迷った時点でご相談ください。

倉敷の行政書士として、事業者さまの状況に合わせて一緒に整理します。

行政書士やまもと事務所
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