遺言書
あなたは“ゆいごん書派”ですか?それとも“いごん書派”ですか?

「ゆいごん書」と聞くこともあれば、「いごん書」と言っている人もいますよね。
実はこの“読み方の違い”、気になっている方は意外と多いんです。
今回は、倉敷市で遺言書の作成サポートを行っている行政書士として、少しだけ「遺言」という言葉の世界を探ってみたいと思います。
私自身も“ゆいごん”派でした
正直に言うと、私も行政書士になる前はずっと「ゆいごん」と言っていました。
でも不思議なことに、行政書士になってから自然と「いごん」と言うようになったんです。

同じ「遺言(という字)」なのに、なぜ読み方が二つあるんでしょうか?
ちょっと不思議ですよね。
どちらも“正しい”読み方なんです
まず結論から言えば――
「ゆいごん」も「いごん」も、どちらも正しい読み方です。
辞書を調べても、両方の読みが掲載されています。
では、どう違うのかというと…
- ゆいごん → 古くからの「呉音(ごおん)」読み。仏教語や日常の中で使われてきた読み方。
- いごん → 中国から入ってきた「漢音(かんおん)」読み。法律や公的な文章の場で使われることが多い読み方。
つまり、歴史的な成り立ちが違うんですね。

「ゆいごん」は仏教・日常、「いごん」は法律用語
もともと「ゆいごん」という言葉は、仏教の世界でもよく使われていました。
たとえば、お釈迦様の教えの最後を「遺教経(ゆいきょうぎょう)」と呼びますが、そこに通じる“想いを残す”という文化が「ゆいごん」の語感に残っています。
一方、「いごん」は法律や行政の世界での正式な呼び方です。
実際、法務局の公式YouTubeチャンネルでも「いごん」と発音されています。
(→ 法務省「自筆証書遺言保管制度」動画はこちら)
ですから、手続きや公的文書の場では「いごん」を使うのが一般的なんですね。
つまり、こう考えると分かりやすい
| シーン | 読み方 | 備考 |
|---|---|---|
| 家族や友人との会話 | ゆいごん | 柔らかく伝わる |
| テレビ・ドラマなど | ゆいごん | 一般向け表現 |
| 行政・法務の世界 | いごん | 正式・専門的な読み方 |
私にとっての“いごん”とは
そう考えると、私が「ゆいごん」から「いごん」と言うようになったのは、一般の立場から法律家の立場に変わったということなんだと思います。
「ゆいごん」は“心の言葉”、
「いごん」は“法の言葉”。
どちらも大切で、どちらも「想いを残す」という意味では同じなんです。

まとめ
ということで、今回は 「ゆいごん」と「いごん」の言葉の世界を探ってみました。
今回のお話 いかがでしたでしょうか。
- 「ゆいごん」も「いごん」も正しい。
- 日常では「ゆいごん」、手続きや書類では「いごん」が一般的。
- そして本当に大切なのは、読み方よりも“想いをきちんと伝えること”。
倉敷市を中心に、行政書士やまもと事務所では自筆証書遺言や公正証書遺言の作成サポートを行っています。
お気軽に「ゆいごんでも、いごんでも」ご相談ください。
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