みなさん、こんにちは。
岡山県倉敷市の行政書士やまもと事務所の山本です。
今回は 当事務所の新たなサービス「ペット終活」をご紹介します。
実は私、1ヶ月にに300km以上走るほどのジョギング好きです。
雨の日も、暑い日も、寒い日も、とりあえず走る。
ここまでくると健康のために走っているのか、走るために健康でいようとしているのか、自分でもよく分かりません(笑)
そんな毎日のジョギング中、よく見かける光景があります。
それは、ご高齢の方が犬を連れて散歩されている姿です。

ゆっくり歩く飼い主さんの横を、歩調を合わせるように歩いている犬。
途中で立ち止まり、犬に話しかけたり、頭をなでたりしている姿を見ると、長い時間を一緒に過ごしてきた大切な家族なのだろうなと感じます。
もちろん、その方が一人暮らしなのか、ご家族と一緒に暮らしているのか、私には分かりません。
ただ、その光景を毎日のように見ているうちに、ふと思うようになりました。
もし飼い主さんが急に入院したら、この犬は誰が迎えに来るのだろう。
もし飼い主さんが先に亡くなったら、この犬はその後どうなるのだろう。
そこで当事務所では、倉敷市を中心に、飼い主さんとペットの将来に備える「ペット終活」のサポートを始めました。
ペット終活は「ペットが亡くなった後」の準備だけではありません
「ペット終活」と聞くと、ペットが亡くなった後の火葬や納骨、お墓の準備を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、当事務所が取り組むペット終活は、少し意味が違います。
考えるのは、飼い主さんが入院したとき、事故に遭ったとき、認知症などでお世話が難しくなったとき、そして飼い主さんが先に亡くなったときのことです。

ペットは大切な家族です。
ところが法律上、ペットは物扱い。
なので、ペット自身が財産を相続することはできません。
「私が亡くなったら、この子に200万円を残します」と遺言書に書いたとしても、犬や猫がそのお金を受け取り、自分でフードや治療費を支払うことはできないのです。
そのため、実際には次のことを元気なうちに決めておく必要があります。
- 誰がペットを引き取るのか
- 急な入院時には誰が自宅まで迎えに行くのか
- フード代や医療費などの飼育費をどう渡すのか
- 持病や投薬、食事、性格をどう伝えるのか
- 引き受けてくれる人との約束をどう書面に残すのか
大切なのは、単に「誰かにお願いしておく」ことではありません。
「たぶん家族が飼ってくれる」では足りないことがあります
例えば、飼い主さんが「自分に何かあれば、娘が飼ってくれるだろう」と思っていたとします。
しかし、娘さんは本当に引き受けられるでしょうか。
- 住んでいるマンションがペット禁止だった
- 家族に動物アレルギーがあった
- すでに別のペットを飼っていた
- 仕事や子育てで世話をする時間がなかった
- 高額な治療費までは負担できなかった
こうした事情は、実際に話してみなければ分かりません。
また、今は引き受けられる人でも、数年後には事情が変わっている可能性があります。

だからこそ、第一候補だけでなく第二候補まで考え、本人の承諾を得て、必要に応じて契約書や遺言書に残しておくことが重要になります。
ペット終活で整理する4つのこと
当事務所のペット終活では、大きく分けて次の4つを整理します。
1.人
ペットを引き受ける人、緊急時に迎えに行く人、第一候補が難しい場合の第二候補を決めます。
「お願いしたつもり」で終わらせず、候補者と条件を確認し、正式に承諾してもらうところまで進めます。
2.お金
ペットを引き受けてもらう以上、飼育費まで相手に負担してもらうのは心苦しいものです。
そこで、フード代、ペット用品、医療費、トリミング代、ペット保険、将来の火葬・葬送費などを計算し、どのくらいの費用を準備するか考えます。
3.情報
同じ犬や猫でも、食事、性格、生活習慣、持病、薬、苦手なことはそれぞれ違います。
かかりつけの動物病院や緊急連絡先も含めて「ペット終活ノート」にまとめ、突然の引継ぎでも困らないようにします。
4.書面
必要に応じて、飼育委託契約書、緊急時の合意書、遺言書などを作成します。
「誰が」「どのような条件で」「どのお金を使って」お世話をするのかを、口約束ではなく書面に残します。

何から始めればよいか分からなくても大丈夫です
当事務所では、状況に応じて次のプランをご用意しています。
うちの子緊急時チェック
何から始めればよいか分からない方向けの入口プランです。
現在のリスクや引受候補者を整理し、ペット情報シート、緊急連絡カード、ペット終活ノートを作成します。
うちの子安心引継ぎプラン
ペット終活ノートに加え、飼育委託契約書や緊急時合意書を作成します。
引受人を交えた面談も行い、飼育費や条件を具体的に確認します。
公正証書遺言・終活セット
引受人に飼育費を渡す方法まで、より確実に整えたい方向けのプランです。
公正証書遺言の原案作成や公証役場との調整もサポートします。
詳しい内容や料金は、当事務所のペット終活サポートページでご確認いただけます。
元気な今だからこそ、決められることがあります
ペット終活は、縁起の悪い話ではありません。
むしろ、今一緒に元気に暮らしているからこそ、落ち着いて引受人を探し、話し合い、お金や書類を準備できます。
急な入院が決まってから、ペットの預け先を探すのは大変です。
まして、飼い主さんが意思を伝えられない状態になってからでは、ペットが普段何を食べ、どの薬を飲み、どこの動物病院に通っているのかさえ分からないことがあります。
毎朝のジョギング中に見かける、飼い主さんと犬の穏やかな散歩。
その幸せな時間が、飼い主さんにもしものことがあった後も、別の形できちんと引き継がれてほしい。そんな思いで、このサービスを始めました。

当事務所では、倉敷市、岡山市、総社市、浅口市を中心に、岡山県内のペット終活相談を承っています。
外出が難しい方や遠方の方には、Zoomによるオンライン相談も可能です。
まだ引受人が決まっていなくても構いません。
「うちの場合、何を決めておけばいいのだろう?」というところから一緒に整理します。
もしものとき、この子は誰が守りますか?
元気な今、一度だけでも、ご自身と大切なペットの将来を考えてみませんか。
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