みなさん、こんにちは。
岡山県倉敷市の行政書士やまもと事務所の山本です。
本日は 先日実家に帰省していた際に感じたことをお話します。
行政書士業務とは関係無いお話ですが、お時間ある方は是非最後まで読んでくださいね。
先日、実家のある高知に帰省して、朝ジョギングをしていました。
高知に帰ると、普段とは違う景色の中を走れるので、それだけでも楽しいのですが、今回のジョギング中に少し意外なものを見つけました。
それが、自動車教習所の敷地内にある津波避難タワーです。
看板には、「地域津波避難タワー 中央自動車学校」

高知県では、海沿いを走っていると津波避難タワーを見かけることがあります。
南海トラフ地震への備えとして、海に近い地域に津波避難タワーが整備されているのは、ある意味では見慣れた風景かもしれません。
ただ、今回見つけた場所は、高知市の中心部に近い場所でした。
一見すると、「ここって、そんなに海に近かったかな?」と思うような場所です。
でも、よく考えると、高知市の中心部も南海トラフ地震による津波被害が想定されている地域です。
海から少し離れているように見えても、浦戸湾や低地の地形を考えると、津波への備えは決して他人事ではありません。
自動車教習所が地域の避難場所になるという取組
この津波避難タワーを見て、まず感じたのは、民間事業者が地域防災の一部を担っているということです。
自動車教習所は、普段は運転免許を取るために通う場所です。
教習生が運転を学ぶ場所。
交通ルールを学ぶ場所。
安全運転の大切さを学ぶ場所。
でも、いざ大地震が起きたときには、そこが地域住民の命を守る避難場所になる。
これってとても素晴らしい取組ですね。
高知中央自動車学校のInstagramでも、この津波避難タワーについて紹介されていました。
こういう発信も大切ですよね。
防災施設は、作っただけでは十分ではありません。
地域の人が、「ここに避難できるんだ」「この建物は災害時に使えるんだ」「地震が起きたら、ここを目指せばいいんだ」と知っていて、初めて意味を持ちます。
その意味で、自動車教習所が津波避難タワーを整備し、それを分かりやすく発信していることは、とても良い取組だと感じました。
高知市には津波避難場所がかなり多くある
実は 高知市内にはこういった津波避難場所がたくさんあります。
高知市の津波避難マップはこちら。
今回見つけた自動車教習所だけでなく、高知市内にはかなり多くの津波避難場所があり、実家のすぐ近くにも津波避難ビルがありました。
津波避難ビル
津波避難タワー
自然地形の高台
学校や公共施設
民間施設
市内のあちこちに、いざという時に避難できる場所が整備されています。
今回の自動車教習所は、大きな看板が出ていたので、ジョギング中でもすぐに気づきました。
でも、意識して街を見ていると、他にもいろいろな場所に津波避難場所を示す看板があることに気づきます。
普段は何気なく通り過ぎている場所でも、よく見ると、「津波避難ビル」「津波避難場所」「津波避難タワー」といった表示があります。
つまり、私たちが普段歩いている街の中には、実は命を守るための情報がたくさんあるということです。
大切なのは「知っている」だけではなく「思い出せる」こと
津波避難マップを見れば、避難場所は分かります。
ただし、大きな地震が発生した瞬間に、冷静にスマートフォンを開いて、津波避難マップを確認して、最短ルートを調べる余裕があるとは限りません。
停電しているかもしれません。
通信が混み合っているかもしれません。
スマートフォンの充電が少ないかもしれません。
そもそも大きな揺れの直後で、冷静に判断できないかもしれません。
だからこそ、普段から、「このあたりで地震が起きたら、あそこに避難場所があったな」と意識しておくことが大切です。

防災意識というと、非常食や水、防災バッグを準備することを思い浮かべる方も多いと思います。
もちろん、それも大切です。
でも、それだけではありません。
自宅の近く
職場の近く
実家の近く
よく行くスーパーの近く
通勤・通学路の途中
散歩コースやジョギングコース
そういった場所で、「ここにいるときに地震が起きたら、どこへ逃げるのか」を普段から考えておくこと。
これも、とても重要な防災対策だと思います。
ジョギングをしていると街の情報に気づく
今回、私がこの津波避難タワーに気づいたのは、ジョギング中でした。
車で通っていたら、もしかすると見落としていたかもしれません。
でも、自分の足で走っていると、街の細かい情報に気づきます。
看板
建物の入口
避難経路の表示
高台の位置
川や水路の場所
道の広さ
夜は暗くなりそうな場所
普段の生活では見過ごしている情報が、走ったり歩いたりすることで見えてくることがあります。
今回の津波避難タワーも、まさにその一つでした。
「あ、ここに逃げられる場所があるんだ」

そう気づいてから街を見てみると、意外なほど多くの場所に避難場所の看板があります。
何気ない風景の中に、命を守る情報がある。
それを知っているかどうかで、いざという時の行動は変わるかもしれません。
民間事業者も地域防災の担い手になる
今回の自動車教習所の津波避難タワーを見て、もう一つ感じたことがあります。
それは、防災は行政だけの仕事ではないということです。
もちろん、避難所の整備、ハザードマップの作成、防災訓練、避難情報の発信など、行政が担う役割は非常に大きいです。
しかし、実際の災害時には、行政だけで全てをカバーすることはできません。
特に津波避難は、時間との勝負です。
遠くの避難所まで移動するのではなく、その場からできるだけ早く高い場所へ逃げる必要があります。
そうなると、地域にある民間施設の役割はとても大きくなります。
自動車教習所
商業施設
マンション
立体駐車場
工場
病院
学校
福祉施設
こうした地域の建物が、災害時には命を守る場所になる可能性があります。
民間事業者が、自社の敷地や建物を地域防災に活用する。
これは、地域に根ざした事業者だからこそできる社会貢献だと思います。
事業者にとっての防災はコストだけではない
もちろん、津波避難タワーや避難施設を整備するには費用がかかります。
建設費もかかるし、維持管理も必要。
そして地域との調整も必要ですし、いざという時の運用も考えなければなりません。
事業者にとっては、決して軽い負担ではないはずです。
それでも、地域の命を守る場所として施設を整備することは、地域からの信頼につながります。
「あの会社は地域のことを考えている」
「あの施設はいざという時に頼れる」
「あそこに逃げればいいと覚えておこう」
そう思ってもらえることは、地域密着型の事業者にとって大きな価値があります。
今回の自動車教習所の取組は、まさにその一例だと感じました。
津波避難場所は、災害が起きてから探すものではない
今回のジョギングで一番強く感じたのは、これです。
津波避難場所は、災害が起きてから探すものではなく、普段の生活の中で見つけて覚えておくもの。

高知市の津波避難マップを確認すれば、避難場所はたくさん掲載されています。
でも、本当に大切なのは、地図上で場所を知ることだけではありません。
自分が普段いる場所から、実際にどこへ逃げるのか
その場所まで歩いて行けるのか
夜でも分かるのか
家族にも説明できるのか
地震後でも通れる道なのか
そういうことを、日頃から少しでも意識しておくことが大切だと思います。
防災は、特別な日にだけ考えるものではありません。
通勤中
買い物中
散歩中
ジョギング中
実家への帰省中
そういう日常の中でも、防災のヒントは見つかります。
まとめ
今回、実家のある高知をジョギングしている途中で、自動車教習所に設置された津波避難タワーを見つけました。
最初は、「自動車教習所に津波避難タワー?」と少し驚きました。
でも、高知市の津波避難マップを調べてみると、市内には多くの津波避難場所が整備されていることを知りました。
さらに、意識して街を見てみると、あちこちに避難場所を示す看板があります。
高知市民の方にとっては、日頃から意識されていることかもしれません。
一方で、私のように普段は他県で暮らしている者にとっては、普段何気なく通り過ぎている街の中にも、命を守るための情報がたくさんあるのだと改めて気づかされました。
大きな地震が起きたときに、冷静に地図を調べられるとは限りません。
だからこそ、普段から、「あそこに避難場所があったな」と意識しておくことが大切です。
また防災は、行政だけで完結するものではありません。
民間事業者や、地域住民、そして、そこに暮らす一人ひとり。
それぞれが少しずつ意識を持つことで、地域全体の防災力は高まっていくのだと思います。
今回のジョギング中の発見は、単なる街の風景ではありませんでした。
それは、地域の命を守るための備えであり、民間事業者が地域防災に関わっている分かりやすい事例でした。
普段何気なく見ている看板が、いざという時に命を守る目印になるかもしれませんね。
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