TikTok ShopのLIVEオークションとは?中古品販売で知っておきたい古物商許可と3つの注意点

各種許認可

みなさん、こんにちは。
岡山県倉敷市の行政書士やまもと事務所の山本です。
今回は TikTok ShopのLIVEオークションについて、行政書士の観点から語ってみます。

「TikTokのライブ配信を見ながら、オークション形式で商品を買えるらしい」

そんな新しい買い物のスタイルが、日本でも始まっています。

TikTok Shopは2026年4月8日、日本市場で「LIVEオークション」機能をリリースしました。
TikTok LIVE配信を見ている視聴者が、その場で商品に入札し、購入できる仕組みです。

実は当事務所でも、「TikTokで中古品を販売したいので、古物商許可を取りたい」というご相談・ご依頼をいただくようになりました。

TikTokというと、ダンスや面白い動画を見るアプリというイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、今や「見る場所」だけではなく「売る場所」にもなっています。
時代の変化は早いですね。
オジサン行政書士も置いていかれないよう、必死についていかなければなりません(笑)。

ただし、TikTok Shopで中古品を販売したい場合、勢いだけで配信を始めるわけにはいきません。

特に重要なのが古物商許可です。

今回は、TikTok ShopのLIVEオークションとはどのようなものなのか、そして中古品販売を始める前に知っておきたい3つの注意点を、行政書士の視点から分かりやすく解説します。

TikTok Shopの「LIVEオークション」とは?

LIVEオークションは、TikTokのLIVE配信を通じて、視聴者がリアルタイムで入札できる機能です。

通常のネットショップでは、「商品を検索する」 → 「写真や説明文を見る」 → 「購入する」という流れが一般的です。

これに対してLIVEオークションでは、配信者が商品を紹介している様子を見ながら、その場で入札できます。

「このバッグ、裏側も見せてもらえますか?」
「キズはどのくらいありますか?」
といった質問をコメントで行い、商品の状態を確認しながら購入を判断できるのも特徴です。

中古品の場合、「写真ではきれいだったけれど、届いてみたら思っていたのと違った……」ということもありますので、リアルタイムで状態を確認できる点は大きなメリットでしょう。

ヤフオクとYouTube Liveが合体した、と考えるとイメージしやすいかもしれません。

誰でもすぐ利用できるわけではありません

注意したいのは、LIVEオークションがすべてのセラー(販売者)に開放されているわけではないことです。

TikTokは、事前審査を通過したセラーを対象としてLIVEオークションを提供しており、中古品についても対象カテゴリが段階的に拡大されています。

「TikTokのアカウントを作った。スマホもある。よし、今日から中古品オークション!」
……とは、残念ながらいきません。

販売予定の商品が対象になっているか、最新のTikTok Shopのルールを事前に確認することが大切です。

注意点① 中古品を仕入れて売るなら「古物商許可」を確認

TikTok Shopで中古品販売を始める際、まず確認したいのが古物商許可です。

一般的に、ビジネスとして中古品を仕入れ、販売する場合には、古物営業法に基づく公安委員会の許可が必要になります。

そしてTikTok Shopの中古品販売では、法律上の問題だけではありません。
TikTok側も中古品を取り扱うセラーに対して、古物商許可証や商品の仕入れを確認するための資料の提出を求めています。

つまり、「許可は必要そうだけど、とりあえず売ってみよう」という作戦はおすすめできません。
法律とTikTok Shop、両方のルールをクリアしてからスタートする必要があります。

なお、古物商許可は申請したその日に出るものではありません。
一般的には、申請から交付まで40日前後とされており、書類の不備などがあればさらに時間がかかる場合があります。

そのため、「来月からTikTokで本格的に中古品を売りたい!」という場合は、販売開始日から逆算して早めに準備することをおすすめします。

注意点② 古物商許可は「取ったら終わり」ではない

無事に古物商許可が取れれば一安心です。

ただ、許可証を額縁に入れて眺めながら「これで完璧」とはいきません。
古物商には、許可取得後にも守るべきルールがあります。

ネット販売ではURLに関する届出を確認

ホームページ等を利用して古物取引を行う場合には、URLに関する届出が必要になるケースがあります。

ホームページを使って古物の売買を行う場合には、URLを使用する権限を示す資料が必要となります。

TikTok Shopを利用する場合にどのような届出が必要になるかは、販売方法や申請内容によって判断が必要になるため、事前に管轄警察署へ確認しておくと安心です。

取引記録もしっかり残す

古物営業では、取引内容に応じて相手方確認や取引記録などが必要になります。

TikTok Shop側でも、中古品について仕入れ記録などを求める仕組みがあります。
特に一部の中古品カテゴリでは、仕入先情報や購入記録等の保管要件も示されています。

「どこから、いつ、何を仕入れたのか」
こういった点を日頃からきちんと整理しておくことが大切です。

確定申告の直前にレシートの山を見て遠い目をする……という事態と同じく、記録はため込むほど大変になります。

標識や管理者についても忘れずに

古物商には、営業所への標識の掲示や管理者の選任など、営業を行ううえで守らなければならないルールがあります。

「ネットだけで販売するから、実店舗のルールは関係ない」と思い込まず、自分の営業形態に必要な手続きを確認しておきましょう。

注意点③ TikTok Shop独自の販売ルールも確認する

古物営業法を守れば、それだけでTikTok Shop上の販売準備が完了するわけではありません。
TikTok Shopには、プラットフォーム独自のルールがあります。

LIVEオークションについては、1商品あたりの販売・入札価格に上限が設定されています。
また、中古トレーディングカードでは、高額商品について公認鑑定機関の鑑定証明が求められるなど、商品カテゴリごとの条件もあります。

さらに、TikTok Shop Academyでは、中古ファッション、中古ブランド品、中古トレーディングカードなどについて、それぞれ審査条件や必要資料が定められています。

中古品だから全部同じ、というわけではありません。

そして、ネット上で事業者として商品を販売する以上、特定商取引法に基づく表示など、古物営業法以外のルールにも注意する必要があります。

TikTok Shopのルールは今後変更・拡大される可能性がありますので、販売開始前には必ず最新のTikTok Shop Academyなどを確認しましょう。

まとめ|TikTokで中古品を売るなら許可の準備はお早めに

ということで、今回は、TikTok ShopのLIVEオークションについて、そして中古品販売を始める前に知っておきたい3つの注意点を、解説しました。
今回のお話 いかがでしたでしょうか。

TikTok ShopのLIVEオークションは、「ライブ配信」と「競り」を組み合わせた新しい販売方法です。

中古ブランド品や古着、トレーディングカードなど、中古品との相性もよく、これから新しい販売チャネルとして活用を検討する事業者も増えていくのではないでしょうか。

一方で、中古品販売を始める際には、以下の3点が重要です。

  1. 古物商許可が必要か確認し、必要であれば事前に取得する
  2. 許可取得後の届出・取引記録・標識などの義務を守る
  3. TikTok Shop独自の審査基準や販売ルールを確認する

LIVE配信の練習や商品の仕入れ、撮影、価格設定など、販売開始前にやることはたくさんあります。
だからこそ、「配信の準備は自分で、許可申請は専門家に任せる」という方法も一つの選択肢です。

当事務所では、岡山県倉敷市を中心に古物商許可申請のご相談を承っています。

「TikTok Shopで中古品を販売したい」
「自分の場合、古物商許可が必要なのか分からない」
「できるだけ早く販売を始めたいので、申請手続きを任せたい」

という方は、お気軽にご相談くださいね。

行政書士やまもと事務所
🏠 岡山県倉敷市
🌐 https://tora-no-maki.com

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