~アイデアから開業までを時系列でやさしく解説~
「いつか自分のカフェを持ちたい」
そんな夢を持っている方は多いのではないでしょうか。
こだわりのコーヒーや手作りスイーツ、落ち着いた空間づくり──
自分の理想を形にできるカフェは、まさに“自分らしい仕事”の代表格です。

でも、実際にお店をオープンするまでには、たくさんの準備や手続きが必要になります。
「やりたい気持ちはあるけど、何から始めたらいいか分からない」
「許可とか契約とか、難しそうで不安…」
そんな方のために、この記事では、カフェ開業の流れに沿って行政書士ができることを、やさしく時系列で解説していきます。
① アイデア段階:「カフェをやりたい」と思ったとき
「お店を持ちたい」と思った瞬間から、もう創業の第一歩が始まっています。
この段階では、まだお店の場所やメニュー、コンセプトが固まっていないことも多いですが、実はこの一番最初の時期にしか使えない制度や補助金もあるんです。
補足:創業時にしか使えない補助金もある
創業初期にしか申請できない補助金が、各自治体で用意されているケースがあります。
たとえば「創業支援補助金」や「創業促進助成金」と呼ばれる制度です。
こうした補助金は、知っているか・知らないかで結果が大きく変わる部分。
申請のタイミングを逃すと二度と使えないものもあるため、「まだ何も始めていない段階」こそ情報を掴んでおくことが重要です。
行政書士は、そうした制度の存在を早めに知らせ、あなたの計画に合った支援制度を案内できます。
② 物件探し・契約の段階:「ここでお店を開きたい!」
理想の物件が見つかると、一気に現実味が増してきます。
ただし、この段階では意外と契約ごとが多いのが特徴です。
物件の賃貸借契約、内装工事の発注、デザイン会社とのやり取り…。
いくつもの契約を進める中で、難しい文面の契約書を読む時間がないまま、「とりあえずサインしておこう」としてしまうケースも少なくありません。
でも、契約内容をよく確認せずに進めてしまうと、後から「え、こんな条件だったの?」というトラブルに発展することもあります。
また契約によっては、自分側で契約書・確認書・合意書を作成しなければならない場合もあります。

そんな時に頼れるのが、街の法律家・行政書士です。
行政書士ができること
- テナント契約書のリーガルチェック(原状回復・更新条件など)
- 建物用途の確認(飲食店営業ができる物件か)
- 消防・衛生基準の事前確認
- 家主との覚書・確認書・合意書などの作成支援
契約してから後悔する前に、事前に相談しておくのが安心です。
行政書士は、専門用語が並ぶ契約書を「わかりやすく翻訳」し、あなたの立場で不利にならないようにチェックできます。
③ 許可申請の段階:「いよいよ申請!」
カフェを営業するには、保健所の「飲食店営業許可」が必要です。
さらに、夜間営業を行う場合やお酒を提供する場合には、酒類提供・深夜営業の届出なども必要になることがあります。
この時期は、内装工事・メニュー開発・スタッフ採用などで最も忙しいタイミング。
そこに加えて役所に何度も足を運ぶとなると、正直かなり大変です。
行政書士は、その名の通り“行政の書士”──
つまり、役所に提出する書類を専門に作成・代行できる国家資格者です。
行政書士ができること
- 飲食店営業許可申請書の作成・提出代行
- 図面・配置図・設備仕様書の作成支援
- 酒類提供・深夜営業の届出(必要な場合)
「保健所の申請」や「届出」は、行政書士の得意分野です。
店舗の図面を確認しながら、スムーズに手続きが進むようサポートします。

④ オープン準備の段階:「メニューも内装も決まってきた!」
オープン直前は、もっとも忙しい時期。
メニュー・備品・内装・SNS・チラシなど、やることが山ほどあります。
その中でつい後回しになりがちなのが、書類まわりの手続きや報告書類です。
行政書士ができること
- チラシやサイト制作時の法的チェック(景品表示法・特商法など)
- 補助金の交付申請・実績報告書の作成支援
- 業務委託契約書(デザイナー・施工業者など)の作成支援
- 顧客情報保護(個人情報保護法)のアドバイス
「広告や販促にも法律が関係する」――この部分を丁寧にフォローします。
そして、意外と見落としがちなのが補助金の実績報告です。
補助金を使って機器やサービスを導入した後、この実績報告をしないと補助金が振り込まれません。
書類の形式や添付資料の指定が細かく、「出したけど不備で差し戻された」というケースも少なくありません。
行政書士は、こうした補助金の実績報告書の作成や提出サポートも行える専門家です。
補助金は“申請したら終わり”ではなく、“報告までが補助金”。
その最後のひと手間を、行政書士がしっかり支えます。
⑤ オープン後の段階:「開業してからも続くサポート」
無事にカフェをオープンしても、経営はスタートしたばかりです。
新しいメニューを出したり、イベントを企画したりと、お店を育てていく段階では法務的な確認や書類の整備も必要になります。
行政書士ができること
- 顧問契約による継続サポート(契約書・補助金・各種申請)
- 新メニューや店舗拡大に伴う届出・許可更新
- 雇用契約や業務委託契約の見直し
- 新たな助成金・補助金情報の提供
行政書士は「開業まで」ではなく、「開業後」も支える専門家。
お店の運営が軌道に乗った後も、次のステップを一緒に考えられます。
まとめ|カフェ開業の最初から最後まで、行政書士が支えます
カフェを開くには、夢と同じくらい“準備と手続き”が大切です。
でも、すべてを一人でこなすのは簡単ではありません。
行政書士は、
- 許可申請などの行政手続きを代行し、
- 契約書や補助金を法的に支え、
- 開業後の運営にも伴走する
そんな「事業のパートナー」として、あなたの開業を支えます。

「カフェを開きたいけど、何から始めたらいいか分からない」
そんな時こそ、行政書士にご相談ください。
法律や制度の部分を安心して任せることで、
あなたは“お店づくり”に集中できます。
行政書士やまもと事務所
🏠 岡山県倉敷市
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