みなさん、こんにちは。
岡山県倉敷市の行政書士やまもと事務所の山本です。
今回は、当事務所の新しい無料ツール、「遺言書おたすけ AIプロンプトナビ(AI遺言書)」をご紹介します。
当事務所は、補助金申請や契約書作成が専門の行政書士事務所ではありますが、ちょこちょこと遺言書についてのご相談をいただくことがあります。
そんな遺言書についてお話をしていると、こうした声をよく聞きます。
「遺言書を書いておいたほうがいいのは分かっているけど、何から始めればいいのか分からない」
「財産もそんなに多くないし、まだ必要ないかな」
「自分で書けるの?それとも公正証書にしたほうがいい?」
遺言書は、必要性を感じていても、なかなか最初の一歩を踏み出しにくいものですよね。

そこで今回、質問に答えていくだけで、ChatGPT・Claude・GeminiなどのAIに相談するためのプロンプトを作れる無料ツールを作りました。
AI相続に続く、第2弾です
先日、家族が亡くなったあとの手続きを整理する「相続おたすけ AIプロンプトナビ(AI相続)」を公開しました。
今回のAI遺言書は、その第2弾です。
AI相続が「相続が起きたあと」の手続きを整理するものなら、AI遺言書は「相続が起きる前」に準備するためのツールです。
少し言い方を変えると、相続手続きが後片付けなら、遺言書は事前の段取りです。
仕事でも何でもそうですが、段取りをしておくと後が楽になります。
相続も同じです。
AIを使えば遺言書の下書きは作れる
ChatGPTなどの生成AIに、「遺言書を作ってください」とお願いすれば、一応それらしい文章は作ってくれます。
ただ、それだけでは不十分です。
誰に財産を渡したいのか。
どんな財産があるのか。
なぜその人に渡したいのか。
ほかに相続人はいるのか。
遺留分への配慮は必要なのか。
こうした事情まで伝えなければ、自分の希望に合った遺言書にはなりません。
AIは優秀ですが、さすがに家族会議をこっそり聞いているわけではありません。
そこでAI遺言書では、必要な情報を質問形式で整理し、最後にAIへそのまま貼り付けられるプロンプトを自動で作成します。

使い方は4ステップ
使い方はとても簡単。
以下の4つのステップを進めるだけです。
- 家族構成や財産について答える
- 遺言書を書きたい目的を選ぶ
- 自動作成されたプロンプトをコピーする
- ChatGPTなどのAIへ貼り付ける
これだけで、AIに遺言書のたたき台を作ってもらえます。

ちなみに 氏名、住所、銀行口座番号などの個人情報を入力する欄は設けていません。
個人情報は いつどこで盗まれるか分かりませんからね。
あえて入力欄は設けておりません。
入力した内容もブラウザ内で処理され、当事務所へ送信される仕組みにはしていませんので、まずは気軽に試していただけます。
遺留分や遺言書の種類も確認できます
AI遺言書では、プロンプトを作るだけではありません。
質問に答えることで、以下のようなポイントも確認できます。
「遺言書がなかった場合、誰が相続人になるのか」
「遺留分を持つ相続人がいるのか」
「自筆証書遺言と公正証書遺言のどちらが向いていそうか」
「相続税が発生する可能性がありそうか」
たとえば、子どものいない夫婦の場合。
亡くなった方の父母など直系尊属もすでに亡くなっている場合には、配偶者だけでなく、亡くなった方の兄弟姉妹が法定相続人になることがあります。
「夫婦なんだから全部妻に相続されると思っていた」と思っていたら、実際には兄弟姉妹との遺産分割協議が必要だった、ということもあり得ます。
こうした「知らなかった」を遺言書を書く前に見える化することも、このツールの目的です。

11種類の遺言書作成場面に対応
AI遺言書では、単に財産を均等に分けるケースだけでなく、以下のような11の場面に対応しています。
- 配偶者の生活を守りたい
- 特定の子どもに多く財産を渡したい
- お世話になった人や団体へ遺贈・寄付したい
- 自宅や不動産を特定の人に残したい
- 家業や会社を後継者へ引き継ぎたい
- 再婚や前婚の子がいる
- おひとりさま、子どもがいない
- ペットの世話をお願いしたい
- 家族へのメッセージを残したい
- 以前作った遺言書を書き直したい
「誰に何を残すか」だけでなく、なぜ遺言書を書くのかから整理できるようにしました。
AIが作った遺言書をそのまま使うのは危険
ここは非常に重要ですので、必ず覚えておいてください。
AIが作成するものは、あくまで遺言書のたたき台です。
特に自筆証書遺言には法律上の方式があり、書き方を間違えると、せっかく作った遺言書が無効になる可能性があります。
たとえば日付を「令和○年○月吉日」とした遺言が、日付を特定できないとして無効と判断された例もあります。

遺言書が効力を発揮するのは、基本的には書いた本人が亡くなったあとです。
そのとき本人に、「ここ、書き直してください」とは言えません。
だからこそ、作成時のチェックが重要です。
AI遺言書には、作成した文章をAI自身に再確認させるダブルチェック用プロンプトも用意していますが、重要な遺言については行政書士などの専門家や公証役場で確認したうえで完成させることをおすすめします。
まとめ|遺言書は「元気なうち」に準備するもの
ということで、今回は、質問に答えていくだけで、ChatGPT・Claude・GeminiなどのAIに相談するためのプロンプトを作れる無料ツール「AI遺言書」をご紹介しました。
今回のお話 いかがでしたでしょうか。
遺言書というと、少し重たい話に感じるかもしれません。
しかし実際には、残された家族が困らないための段取り表のようなものだと私は考えています。
AIを使えば、その最初の一歩は以前よりずっと簡単になっています。
AIが普及する前の大変さは今考えればなんだったんでしょうかね。
当事務所では、AI相続に続き、遺言書づくりの入口として「AI遺言書」を無料公開しています。
まずはAI遺言書を使って、自分ならどんな遺言書になるのか試してみてください。
そして、「自筆証書遺言と公正証書遺言、どちらがいい?」「AIで作った遺言書を一度チェックしてほしい」という段階になりましたら、当事務所では倉敷市を中心に、遺言書の文案作成や内容確認、公正証書遺言の作成サポートも行っています。
遺言書は「そのうち」ではなく、元気で自分の意思をしっかり伝えられるうちに。
まずはAIを使って、気軽なところから始めてみてください。
行政書士やまもと事務所
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