みなさん、こんにちは。
岡山県倉敷市の行政書士やまもと事務所の山本です。
今回は 倉敷市の止水板設置補助金をご紹介します。
梅雨や台風の時期になると、気になるのが大雨による浸水被害。
特に、道路に面した店舗や事務所、倉庫、作業場などでは、入口から水が入ってしまうと、商品・設備・書類・パソコンなどに被害が出るおそれがあります。

水は「ちょっとだけお邪魔しますね」と丁寧に入ってくるわけではありません。
気づいたときには、床が水びたし……ということもあります。
そこで今回は、倉敷市内の店舗・事業所を運営されている方に向けて、倉敷市の止水板設置工事等補助金について、やさしくご紹介します。
倉敷市の止水板設置工事等補助金とは?
補助金のご紹介の前に、そもそも止水板ってなんぞや?というお話をしますね。
止水板とは、建物の出入口などに取り付けて、道路上にあふれた雨水が建物の中へ入るのを防ぐための設備。

止水板に似たもので土のうがありますが、止水板は土のうと比べて短時間で設置できる点が大きな特徴。
そんな止水板を倉敷市では購入したり、工事で設置したりする場合に、費用の一部を補助する制度があります。
対象区域は倉敷市全域で、補助限度額は20万円。
土のうも頼もしい存在ですが、いざ大雨の中で運ぶとなると、なかなかの重労働。
私も以前、土のうを持ち上げた経験ありますが、翌日は腰が痛くて寝込んでた記憶があります(苦笑)。
止水板という選択肢を知っておくと安心です。
店舗・事業所も対象になるの?
ここまで読んで、こう思った方いませんか?
「この補助金は一般家庭向けなの?店舗や事業所も対象なの?」
どうやら この補助金は店舗や事業所も対象のようです。
補助金の要綱を読んでみると補助金の目的として、浸水被害を防止・軽減し、市民生活及び事業活動の安定を図ることと書かれています。
つまり事業活動を行う店舗や事業所は対象になります。
また、補助対象者は、止水板設置工事等を行おうとする住宅等の所有者または占有者とされていますので、建物を所有している事業者だけでなく、賃借して営業している店舗・事務所でも、補助してもらえまず。
どんな費用が補助対象になる?
では この補助金、どんな費用が補助の対象となるのでしょうか?
補助対象となる主な費用は次のとおりです。
簡易な止水板の購入費用
工事を伴わず、購入して設置するタイプの止水板の費用です。
止水板そのものってことですね。
工事を要する止水板の設置費用
業者に依頼して止水板を設置する場合の工事費用や、止水効果を高めるための基礎・外壁工事費用などが対象とされています。
ちなみに補助率は、標準製品単価または標準工事費の2分の1で、限度額は20万円。
最大で20万円補助してくれるって、知っているのと知らないのでは大きな違いですね。

事業者が確認しておきたい注意点
知っていると知らないとでは大きな違いの補助金。
そんな補助金を利用する場合、特に注意したいポイントがあります。
購入前・工事着工前に申請が必要
まずは補助金の大原則。
製品購入前または工事着工前に必ず補助金の申請をしましょう。
「先に買って、あとで申請すればいいかな?」は危険です。
補助金の世界では、順番を間違えると、補助金が1円ももらえない可能性があるます。
かなり切ない展開になりますよ。
市税などの滞納がないこと
ごくごく当たり前のことですが、この補助金は倉敷市の補助金です。
なので 市税、下水道使用料、下水道事業受益者負担金、下水道事業分担金の滞納があると補助金はもらえません。
ちなみに法人の場合は、市税の滞納がないことを証する書類の提出が必要になります。
「ウチはちゃんと税金払っている!」と言っても、証拠となる書類が必要になります。
賃貸物件は所有者の承諾が必要
店舗や事務所を借りて営業している場合、所有者の承諾が得られないと補助対象外となります。
なので、テナント物件の場合は、早めに大家さんや管理会社へ相談しておきましょう。
対象外になる場合もある
販売目的の建物、仮設建築物、高台などで浸水被害が想定できない建物、同じ工事で他の補助金を受ける場合などは、対象外となる可能性があります。
「店舗だから必ず対象」というわけではなく、建物の状況や立地、申請内容によって判断されます。
こんな事業者は早めの確認を
倉敷市の止水板補助金は、「店舗」や「事務所等」も対象とされています。
そのため、倉敷市内で事業をされている方も、止水板の設置を検討してみてもよいかもしれません。
特に、次のような事業者の方は、早めに確認しておくと安心です。
道路に面した店舗を営業している方
飲食店、美容室、理容室、小売店、整骨院、クリーニング店など、入口が道路に面している店舗では、大雨の際に雨水が流れ込むリスクがあります。
普段は何気なく使っている入口も、大雨の日には「水の入口」になってしまうことがあります。
過去に店舗前が冠水したことがある方
過去に、次のような経験はないでしょうか。
「大雨の日に店の前が川みたいになった」
「入口ギリギリまで水が来た」
「スタッフ総出でタオル防衛戦をした」
このような経験がある場合は、今後の大雨に備えて、早めに対策を考えておくと安心です。
タオル部隊も頼もしいですが、できれば出動回数は少ない方がよいですよね。
商品・設備・書類を守りたい方
在庫商品、厨房機器、パソコン、帳簿、契約書類などは、水に弱いものが多くあります。
一度浸水被害が出てしまうと、清掃や修理、商品の廃棄、営業再開の準備などに時間と費用がかかることもあります。
止水板は、単なる防災用品というより、事業を止めないための備えともいえます。

申請前の流れ
補助金を検討する場合は、いきなり購入や工事を進めるのではなく、事前に準備をしておくことが大切です。
大まかな流れは、次のとおりです。
1. 浸水しやすい場所を確認する
まずは、店舗や事務所のどこから水が入りやすいかを確認しましょう。
たとえば、店舗の入口、事務所の玄関、駐車場側の出入口、倉庫のシャッター前などは、大雨の際に水が流れ込みやすい場所です。
過去に水が迫ってきた場所や、道路より低くなっている場所があれば、特に注意して確認しておきましょう。
2. 止水板の種類を検討する
次に、どのような止水板を設置するかを検討します。
止水板には、簡易的に設置できるタイプもあれば、工事を伴ってしっかり取り付けるタイプもあります。
店舗の形状や入口の広さ、普段の使いやすさ、大雨時の設置のしやすさなどを考えながら、自社に合ったタイプを選ぶことが大切です。
3. 見積書や図面などを準備する
申請には、見積書、カタログ、平面図、設置予定箇所の写真などが必要とされています。
工事を伴う場合は、施工業者に相談しながら、必要な資料をそろえていくとスムーズです。
「書類が多いな……」と感じるかもしれませんが、補助金申請では書類が主役です。
ここは、書類にも少しだけスポットライトを当ててあげましょう。
4. 購入・着工前に申請する
ここが一番大切なポイントです。
倉敷市の止水板設置工事等補助金は、製品の購入前、または工事の着工前に申請する必要があります。
先に止水板を購入したり、工事を始めたりしてしまうと、補助金の対象外になる可能性があります。
「あとで申請すれば大丈夫」と思って進めてしまうと、せっかくの補助金が使えなくなることもありますので、必ず事前に申請しましょう。

まとめ:倉敷市内の店舗・事業所は梅雨前に確認を
ということで、今回は 倉敷市の止水板設置工事等補助金を解説しました。
今回のお話 いかがでしたでしょうか。
梅雨や台風は、こちらの営業カレンダーを見て来てくれるわけではありません。
「まだ大丈夫」と思っているうちに、大雨の季節が来ることもあります。
倉敷市内で店舗・事務所・倉庫などを運営されている事業者の方は、早めに止水板の設置と補助金の活用を検討してみてはいかがでしょうか。
当事務所は、岡山県倉敷市にある行政書士事務所です。
補助金申請をはじめ、事業者の皆さまの各種許認可申請・書類作成・手続きサポートを行っています。
「うちの店舗は対象になるのかな?」
「申請前に何を準備すればいい?」
「補助金の書類を見ただけで、そっと閉じたくなった……」
そのような場合も、お気軽にご相談ください。
倉敷市内の事業者の皆さまが安心して事業を続けられるよう、わかりやすく丁寧にサポートいたします。
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