企業を経営されている方にとって、「使えるなら使いたい」と考えるのが補助金です。
新しい設備の導入、人材の採用や育成、販路拡大など、うまく活用すれば事業の成長を後押ししてくれる大きな力になります。
まず補助金を活用しようと思ったとき、相談先として思い浮かぶのは税理士さんや中小企業診断士さんという方が多いかもしれません。
確かに、資金調達や経営計画の専門家として、補助金制度に精通している先生方も数多くいらっしゃいます。
ただ、実は行政書士の中にも「補助金申請のサポートをメイン業務にしている」行政書士がいます。
「行政書士って、役所に提出する許可や認可の書類を作る人じゃないの？」
そう思われる方も多いかもしれません。
確かにその通りです。
しかし、この行政書士が行う“許認可の書類作成”という業務こそが、補助金申請において非常に役立つのです。
行政書士が補助金サポートで発揮する強みとは？
行政書士は、各種許認可や申請に関する手続きのプロフェッショナルです。
申請書類を正確に、期限内に、根拠をもって提出するという点において、補助金業務と共通点が多くあります。
補助金申請においては、以下のような力が求められます。
- 公募要領・交付要綱を正確に読み取る力
- 申請書や添付書類を形式どおりに整える力
- 事業計画を「行政が理解できる言葉」でまとめる力
これらはまさに、行政書士が日頃から行っている業務の延長線上にあります。
「書類の整合性」
「形式の正確さ」
「法令の根拠付け」
これらは、行政書士の最も得意とする分野です。
特に、補助金申請のサポートで重要なのは、単に書類を整えることではなく、「制度の本来の目的を踏まえて、現実的なスケジュールを見通すこと」です。
気づきを得ていただいたご相談事例
ある事業者さまから、「ドローンを活用して現場の点検や測量を効率化したい」とのご相談をいただきました。
お話を伺うと、すでに導入したい機種や使い方の構想も明確で、すぐにでも進めたいとのこと。
ただ、資金面で補助金を活用したいというご希望がありました。
そこで当事務所では、小規模事業者持続化補助金をご紹介。
この補助金の「事業目的」「補助率・補助上限」「申請締切日」「交付決定の時期」などをまとめた資料を作成し、採択された場合の流れや補助金の支払いが“後払い”である点も丁寧にご説明。
すると、事業者さまからはこうした反応がありました。
「申請したらすぐ採択されて、すぐに補助金がもらえると思っていましたが、
実際は半年近くかかるんですね……」
この時点で、スケジュールや資金繰りを改めて見直すことに。
結果的に補助金申請は少し先送りとなりましたが、「制度を理解してから動くことの大切さ」を感じていただく機会になりました。
このように、行政書士は「補助金の申請書を作るだけ」ではなく、補助金制度そのものの仕組みやスケジュールを整理し、現実的な事業計画を立てるお手伝いができます。
制度の正確な理解と行政手続の視点をあわせ持つことが、行政書士ならではの強みです。
行政書士に補助金相談をする企業の理由
相談いただく企業さんの中には、「税理士に相談したけれど、忙しくて補助金まで手が回らないと言われた」というお話をされる方も少なくありません。
実際、税務や決算対応で手一杯の税理士事務所も多く、補助金のように“タイミングを逃すと使えない制度”まではサポートが難しいケースがあります。
そのため、税理士さんから当事務所にご相談をいただくケースもあります。
補助金の申請スケジュールや要件整理などを行政書士が担当し、税理士さんは会計面でフォローする――。
このように、士業同士が連携することで、お客様にとって最適なサポート体制を整えることができるのです。
まとめ｜補助金情報を早く、正確に掴むために
補助金は、「知っているかどうか」で結果が大きく変わる制度です。
制度を知り、準備を早めに進めることで、採択のチャンスを確実に広げることができます。
行政書士から補助金情報を仕入れるという選択肢は、単に“情報を得る”だけでなく、“採択されるための準備を始める”第一歩でもあります。
倉敷市・岡山市エリアで補助金活用を検討されている方は、ぜひ一度、補助金申請のサポートを行っている行政書士に相談してみてください。
補助金サポートのご案内
当事務所では、小規模事業者持続化補助金・IT導入補助金など、事業者さまの目的に応じた補助金申請サポートを行っています。
完全成功報酬・初回無料でご相談承っております。
行政書士やまもと事務所
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