岡山市で起業する方へ｜創業促進助成金でスタートを支援！

先日、岡山市内で個人事業を営む方からこんなご相談を頂きました。

「年明け早々に法人化する予定なんですが、創業時に申請できる補助金はないでしょうか？」

実はこのような創業時の補助金・助成金に関するご相談は非常に多く、先月も同様の質問をいただいたほど、これから起業を考えている方にとって関心の高いテーマです。

そして調べていく中で見つけたのが「岡山市創業促進助成金」。
これは、岡山市内で新たに会社を設立する方を対象に、助成金交付を通じて創業を支援する制度です。

岡山市創業促進助成金とは？

岡山市が行っている「創業促進助成金」は、地域の創業者を応援し、起業のハードルを下げることを目的とした制度です。

対象となるのは、岡山市内で新たに設立する法人（株式会社、合同会社、合名会社、合資会社）で、
次の助成が受けられます。

法人形態	助成金額
株式会社を設立	10万円
合同・合名・合資会社を設立	5万円

創業直後の支出を少しでも軽減できるように設けられた支援制度で、
助成金としては金額こそ小さいですが、創業支援の第一歩として非常に価値のある制度です。

この助成金を受けるためには、単に会社を設立するだけではなく、「岡山市より特定創業支援等事業の支援を受けたことについての証明」が必要です。

この「証明」とは、簡単に言えば「創業に必要な4つの分野（経営・財務・人材育成・販路開拓）について体系的な支援を受けた証明書」です。
岡山市が国（経済産業省）の定める「産業競争力強化法」に基づいて発行する公的証明書になります。

支援を行うのは、岡山市が認定している「創業支援機関」です。
たとえば次のような機関が該当します：

この中でも、私がおすすめしているのが「よろず支援拠点」です。
以前ブログでも詳しく紹介しました。

よろず支援拠点は、国（中小企業庁）が設置している無料の経営相談窓口です。
創業や経営改善、販路拡大などの相談を、何度でも無料で受けられます。

特に創業前の方にとっては、「何から始めればいいか分からない」段階から丁寧に相談に乗ってくれる頼れる存在。

特におすすめしたいポイントは次の3つです。

無料で何度でも相談できる
　創業計画の立て方や資金繰り、補助金の活用など、繰り返し相談が可能です。
実務的なアドバイスがもらえる
　漠然とした事業アイデアを、現実的なビジネスプランに落とし込む支援をしてくれます。
「特定創業支援等事業」に位置づけられている
　よろず支援拠点で支援を受けると、その内容が「特定創業支援等事業」として認定され、
　岡山市の助成金申請に必要な“証明”の対象になります。

つまり、よろず支援拠点での創業相談＝助成金申請への第一歩になるわけです。

支援を受け終えたら、以下の書類を岡山市へ提出して証明書を申請します。

申請は郵送または持参で行います。
通常は数日以内に発行されます。