こんにちは。
行政書士やまもと事務所です。
10月3日から申請受付は始まった「第18回 小規模事業持続化補助金」。
人気の補助金とあって、当事務所にも補助金申請サポートのお問い合わせを頂いております。
先日も 実際にお客様と詳しくお話しする機会があり、補助金の概要を説明をしていたのですが、こんなことがありました。
「えっ、補助金ってそういう仕組みなんですか?」
補助金は大変魅力的な制度ですが、誤解されたまま申請を進めてしまうと「こんなはずじゃなかった」と後悔につながるケースもあります。

そこで今回は、補助金を検討する前に最低限知っておいていただきたい3つのポイントを整理してみました。
自己資金が必要です
補助金は「先に全額自己負担」で事業を実施し、その後に補助金が支払われる後払い方式(精算払い)です。
- 「交付決定通知後」に事業をスタート
- 「事業完了後」に実績報告を提出
- その後に補助金が振り込まれる
つまり、事業開始時点では全額自己資金を用意する必要があります。
資金繰りを誤ると事業継続に影響が出かねないため、慎重な計画が求められます。

採択されない可能性もあります
補助金は申請すれば必ず採択されるものではありません。
限られた予算の中で審査が行われるため、競争率が高く、採択されない可能性があります。
例えば小規模事業者持続化補助金の場合、これまでの採択率はおおむね40〜60%程度にとどまることも多く、事業計画のわかりやすさや実現性が採否を左右します。
補助金活用には数ヶ月かかります
補助金は「申請→審査→交付決定」までに通常2〜3ヶ月以上かかります。

例えば、現在公募中の第18回 小規模事業持続化補助金では、以下のようなスケジュールになっています。
- 申請受付開始:2025年10月3日(金)
- 申請受付締切:2025年11月28日(金)
- 採択結果発表:2026年3月頃
- 事業の実施期間:2026年3月〜2027年2月26日まで
つまり、申請してから実際に事業を始められるのは翌年3月以降になります。
特に注意すべきなのは、
- 交付決定前に契約・支払いをしてしまうと補助対象外
- その場合は全額自己負担になってしまう
という点です。
補助金を検討する際のアドバイス
ここまで見てきた3つの注意点を踏まえると、補助金は「申請すればすぐ使えるお金」ではないことが分かります。
そのうえで検討する際には、次の点を意識することをおすすめします。
- 自己資金の準備
補助金は後払いなので、自己資金や融資を組み合わせた資金計画を立てておきましょう。 - 事業計画をしっかり練る
採択の可否は「計画のわかりやすさ・実現性」で左右されます。第三者に読んでも分かりやすい内容にすることが大切です。 - スケジュールに余裕を持つ
申請から実際に事業を始めるまで数ヶ月かかります。導入時期を逆算して早めに動き出しましょう。
まとめ
補助金は事業の成長を後押しする大きなチャンスですが、
- 自己資金の確保
- 採択されないリスク
- 数ヶ月かかるスケジュール
といった注意点があります。
当事務所では、貴社の事業計画や資金計画を丁寧に確認したうえで、事業内容に最適な補助金のご提案や申請サポートを行っております。
倉敷市・岡山市を中心に、地域の事業者さまの補助金活用を全力でサポートいたします。
補助金の申請をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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