補助金の申請って難しい?行政書士が教える“はじめの一歩”と成功ポイント

補助金

どうも、行政書士やまもと事務所の山本です。
最近 こんなご相談をいただくことが増えてきました。

「補助金を使って新しいチャレンジをしたい!」
「書類が多すぎてよく分からない…」

私自身、初めて補助金申請の書類を手に取ったとき、専門用語と漢字のオンパレードに圧倒されたものです(笑)
ですが、実はポイントを押さえて進めれば“はじめてでも意外と現実的”なんです!

本日は補助金申請の成功ポイントについてお話いたします。

1. そもそも補助金って何?

補助金は国や自治体が「こんな事業を応援したい!」というテーマで支給する返済不要のお金です。
ただし、“選ばれる”ための審査があり、全員がもらえるわけではありません。

たとえば、

  • 新しい設備を導入したい
  • IT化や業務改善にチャレンジしたい
  • お店の販路拡大や新サービス開発をしたい

そんな時にとても心強い制度です。

2. 申請の全体的な流れ

ざっくり工程をまとめると こんな感じになります。

補助金の全体の流れ
  • STEP1
    使えそうな補助金探し

  • STEP2
    募集要項・要件のチェック

  • STEP3
    申請書・事業計画書の作成

  • STEP4
    申請書の提出

  • STEP5
    審査・結果通知

  • STEP6
    交付決定 その後

① 使えそうな補助金を探す
 国・自治体・業界団体などのホームページに掲載されてます。
 先ずは地元の商工会議所のホームページなどをチェックすることをオススメします。

② 募集要項・対象要件を確認
 「自分や自社が本当に対象か?」「どんな事業・経費が認められるか?」を要チェック。

③ 申請書・事業計画書などを作成
 「なぜ必要?」「どんな成果が出る?」を具体的に記載。
 補助金申請の中ではココが一番重要なポイントになります。
 一人では無理という方は専門家(行政書士等)に相談してみては。

④ 申請書を提出!
 最近はオンラインで申請出来る補助金なども増え便利になってます。
 分かりづらい時は専門家(行政書士等)に相談しましょう。

⑤ 審査・結果通知
 書類選考や面談、プレゼンがある場合も。

⑥ 交付決定後、事業を実施&実績報告
 注意!
 補助金は“後払い”が原則。
 自分でいったん立て替えて、必要書類や証拠(領収書・写真など)をきちんと報告し、審査が通れば後から補助金が振り込まれます。

3. 補助金申請の“よくある失敗”と成功ポイント

失敗あるある

  • 「提出期限ギリギリで提出→不備でやり直し間に合わずアウト…」
  • 「申請要件や対象経費をちゃんと確認しておらず、頑張ったのに無駄に…」
  • 「事業計画がふわっとしすぎて審査で不採択」
  • 「採択されたのに、補助金がすぐもらえると勘違い」
     →ほとんどの補助金は「事業完了→報告→審査→振込」の流れ。
     つまり、一旦“自己資金や融資で立て替える”必要があります。
  • 「経費や内容を途中で変更したのに、事前に相談せずNG」
  • 「補助金をもらうために申請したのに、追加の義務や負担が増えた!」
     →例えば「ものづくり補助金」は“給与のベースアップ”や“事業計画目標の達成”を約束しないといけない。
     設備投資は安くなったのに、結果的に経費が増えた…なんてことも。

成功のポイント

  • 早め早めの準備&相談!
  • 書類や要件はダブルチェック&チェックリスト活用
  • 資金繰り計画も忘れずに!
     補助金は後払いなので、自己資金やつなぎ融資の確保を。
  • 経費管理・領収書は厳密に保管
  • “申請要件”や“交付後の義務”を細かく確認
     給与アップ義務、目標未達時の返還リスクも想定
  • 事業完了後の報告書(実績報告)は日々記録!
  • 「迷ったら専門家にすぐ相談」が最大の安心!

4. 2025年版・全国で使える代表的な補助金ピックアップ

小規模事業者持続化補助金

小さなお店や中小企業が新事業・販路開拓(チラシ・HP・設備導入など)に活用しやすい人気補助金。
*2025年度の申請期限が近付いてます、検討されている方は急ぎましょう!
小規模事業者持続化補助金<一般型 通常枠>事務局

IT導入補助金

会計ソフト・電子契約・ホームページ制作など、業務効率化のためのITツール導入を支援。
IT導入補助金2025

ものづくり補助金

新しい設備やサービス開発、業務効率化を目指す“攻めの投資”向け。
※給与アップ等の義務・計画達成も必須。
ものづくり補助金総合サイト

事業再構築補助金

新分野展開・業態転換など、事業の“再チャレンジ”を後押しする大型補助金。
公式サイト


事業承継・引継ぎ補助金

会社や店舗の事業承継・M&A・後継者問題解決などを支援。
他の補助金と違い、申請期限は設けられておらず、1年通じて申請出来るのがポイント。
事業再構築補助金

住宅省エネ2025キャンペーン(旧・こどもエコすまい支援事業)

住宅リフォームや省エネ設備導入を支援する個人向け補助金。
住宅省エネ2025キャンペーン

補助金は“うまく使えば強い味方”、でも「義務とリスク」も要チェック!

「補助金で新しいことをやってみたい!」は素晴らしい挑戦ですが、
“後払い・自己資金の立て替え”や“追加義務・返還リスク”もちゃんと理解しておくことが大事です。
「補助金をもらうために安易に飛びつく」より、資金繰りや将来の負担も考えたうえで計画的に進めるのが本当の成功パターン。

補助金は、「思いつきや“もらえるから始める”ためのお金」ではありません。
もともと自分で“やりたい”“進めたい”と考えていた事業に、
強力な追い風やターボエンジンのように“グンと加速”をつけてくれる存在です。

つまり、「しっかり自分で漕いでいる自転車」に“タイミングよく後ろから背中を押してもらえる”のが補助金。

逆に、「補助金がもらえるから何かしよう」とスタートすると、計画や熱意が薄くなり、
結局途中で息切れしたり、思わぬ負担や義務だけが残ることも…

補助金はあくまで「既に走り出した人・本気の計画を持っている人」の挑戦を後押しする“応援団”です。
この視点を持つことで、失敗や後悔のリスクが大きく下がります。

まとめ・お知らせ

ということで、本日は 補助金申請の成功ポイントについてお話しました。
本日のお話いかがでしたでしょうか。

補助金申請は、「ややこしい・面倒くさい・書類が多い」3つの高い壁がありますが、
早めの準備と専門家のサポートでぐっと成功率アップします。

行政書士やまもと事務所では、各種補助金申請のサポートも行っています。
制度選びから資金計画、申請書作成、採択後の手続きまで――
あなたの挑戦を、全力で応援します。

「これって補助金対象?」
「申請したいけど自信がない…」
どんなご相談もまずはお気軽にどうぞ!

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