Macでも行政書士業務はできる？｜Mac歴 20年のユーザーが実体験ベースで語ります

こんにちは、行政書士やまもと事務所の山本です。

まず最初にお伝えしておきます。
私はSnow Leopard時代からMacを使い続けている、Mac歴20年の“生粋のマカー”です。

そんな私が2025年に行政書士として開業して思ったこと、
それは…

Macでも、行政書士業務のほとんどは問題なく行えます。

WordやExcelでの書類作成から、補助金申請、内容証明、電子契約ツールの活用まで、
9割以上の業務はMac環境で快適に回せるのが実感です。

ただし、一部の行政系ソフトや電子申請などでWindows環境が必要な場面もあるため、
今回はそのあたりも含めて、「Macでも行政書士、全然いけますよ！」という目線で実務環境をご紹介していきます。

Macでできること｜日常業務の9割は問題なし

行政書士業務で日常的に発生するタスクの大半は、Macでも問題なく対応可能です。

「MacのWordって、Windows版より機能少ないんじゃないの？」とよく聞かれますが、
行政書士業務で必要な範囲ならまったく問題ありません。

契約書の作成、段落・文字数の調整、レイアウト調整などもMac版で十分対応可能。
私自身、日々の業務でMac版のWordを使って契約書や書式を仕上げています。

Macを使っていて特にありがたいと感じるのが、
PDFファイルへの書き込み・編集が“標準機能”でできること。

Preview.appというMac標準のアプリを使えば、

などがすべて無料で行えます。

行政手続きで提供されている申請書式の多くはPDFで提供されており、
WindowsだとAcrobatなどが必要になる場面でも、Macなら追加コストゼロで編集可能。
しかも操作は超簡単
これは実務的にもかなり大きなアドバンテージです。

そんな感じでMacでも“ほぼほぼ”行政書士としての業務は出来ちゃうのですが…
残念ながら100%ではないんですよね。

実は私自身、開業届をe-Taxで出そうとしたときにいきなり壁にぶち当たりました。

国税庁が提供するe-TaxのソフトがWindows専用だったため、Macでは動かず…。

今でこそWindows / Mac 共に対応のアプリケーションも増えてきましたが、お役所が提供するアプリケーションの牙城はなかなか高いようですね…
結局、最終的にはPDFを印刷して郵送するという昔ながらの方法で対応しました。

さらに、確定申告の電子申請（e-Tax）も一部機能はWindows環境での操作が前提となっているらしく、
この点は今後どう対応しようか少し悩んでいるのが正直なところです。

e-Tax以外にも、一部の行政手続き（特に電子証明書関連）や、マクロ付きExcelファイルを使う申請では、Mac環境だけでは対応できないことがあります。

そうした時のために、以下のような選択肢は考えた方が良いかもしれませんね。

個人的には、サブ機としてWindowsを1台持っておく方がいざという時のバックアップ機にもなる為、サブ機を持つのが安心だと思ってます。

うーん、サブ端末としてWindowsマシン1台買おうかな…

私のようにMacユーザーであっても、
書類作成からPDF編集、顧客対応、会計業務、クラウド連携まで、
行政書士としての業務の”ほとんど”はMacで問題なく完結します。

もちろん100％というわけではなく、
国や自治体の電子申請システムなど一部ではまだまだWindows前提の部分が残っています。

ただ、それを差し引いても、
Macで行政書士をやるのは、十分すぎるほど現実的です。

むしろ、「Macを使って行政書士やってます」って言えると、
ちょっとスマートでかっこ良くないですか？（笑）

Macユーザーの皆さん、ご安心を。
Macでも行政書士、しっかりやっていけますよ。

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