故郷高知に帰省して感じたこと ― 津波避難タワーが突きつけた現実

業務日誌

こんにちは、行政書士やまもと事務所の山本です。
このGWはリフレッシュすべく 少しだけ実家のある高知県に帰省しておりました。

帰省した際の私の日課はジョギング。
GWらしい青空が広がってて気持ち良かった〜!

そんな青空が広がる中、海岸線を走っていると、視界に飛び込んできたものがありました。
それは津波避難タワー。

避難タワーの存在自体は、もちろん前から知っていました。
けれど、自分の足で走って、視界の端から端へと次々に現れてくるその数に、私は少し息を飲みました。

「ここにも」「またここにも」——。
地元にいた頃には気づかなかった現実。
あまりに当たり前になっていた“南海トラフ”という言葉の重みを、あらためて実感した瞬間でした。

津波避難タワーとは?高知の現実的な備え

津波避難タワーは、津波から命を守るために作られた「垂直避難」のための施設です。
高台や避難ビルがない地域に住む人が、できるだけ速く上へ逃げることができるように設計されています。

高知県は南海トラフ巨大地震による津波の想定被害が全国でも最大規模。
沿岸部には、数十人から数百人を収容できる津波避難タワーが年々整備され続けています。

そんな津波タワーが高知県内には海沿い何十ヶ所にも点在しているんです。
まさに“命を守るための建築物”であり、防災意識の高さを物語っていました。

危機感を突きつけられたジョギングの朝

私は生まれも育ちも高知県。
当然、南海トラフ地震の話題には敏感ですし、防災に関する知識も持っているつもりでした。

けれど、今回あらためて思い知らされました。

それは 情報として知っていることと、現実として“そこにある”ことはまったく違う。
避難タワーの圧倒的な数を目の前にして、
「これは本当に、いつ起きてもおかしくないのかもしれない」
——そんな危機感が胸に迫ってきました。

そして思いました。
逃げ場があるという事実は、裏を返せば、
「逃げなければならないかもしれない」という現実の裏付けでもあるのだと。

行政書士として、地元・高知と向き合うということ

私は現在、岡山県倉敷市で行政書士として活動しています。
ですが、心のどこかではいつも、生まれ育った高知とのつながりを意識しています。

行政書士ができる高知への恩返し

「いざという時には故郷に帰り、支える側でありたい」
それが、行政書士としての私の原点のひとつです。

私自身が生まれ育った故郷である高知県。
そんな故郷に、万が一の出来事が起きたときには、
自分にできる形で少しでも支えたい。

  • ボランティアとして、現地でのサポート活動
  • 高知に住むご家族や親戚のための直接的な支援
  • 行政書士として、住民と行政の間をつなぐ“架け橋”としての役割

そんな活動をしていかなければならない──。
今回の帰省を通じて、その思いがいっそう強くなりました。

「遠くにいても、故郷を想う」
——その気持ちを、私はこれからも大切にしていきます。

まとめ:津波タワーが突きつけた現実と、行政書士としての覚悟

ジョギング中に次々と現れた津波避難タワーは、
「安心の象徴」というよりも、「巨大災害が現実に迫っている」という危機を突きつける存在でした。

そして私は、この現実を前に、改めて思いました。

万が一、ふるさと高知で災害が起こったときには、
一人の人間として、そして行政書士として、
自分にできる形で必ず現地の力になりたい。

ボランティアとしての支援はもちろん、
行政手続きや生活再建の面で、住民と行政をつなぐ架け橋になる。
それが、私の使命なのだと強く感じました。

“備える”という言葉の意味を、目の前のタワーが静かに教えてくれた——。
そんな忘れられない帰省となりました。

【行政書士やまもと事務所】
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