みなさん、こんにちは。
岡山県倉敷市の行政書士やまもと事務所の山本です。
今回は 夏休み特別企画として、相続準備チェックツールをご紹介します。
夏休みやお盆休みに、実家へ帰省される方も多いのではないでしょうか。

家族が集まるこの機会に、少しだけ確認しておきたいのが、親の相続準備です。
とはいえ、いきなり親に、「財産はいくらあるの?」「通帳はどこに置いているの?」と聞けば、楽しいはずのお盆休みが、一瞬で事情聴取の時間に変わってしまうかもしれません。
そこで今回、当事務所では、夏休み特別企画として、無料の「相続準備チェックツール」を作成しました。
質問に答えるだけで、現在どこまで相続準備ができているか、まだ何を確認する必要があるか、次に何をすればよいかが分かります。
財産の金額や口座番号、暗証番号などを入力する必要はありません。
まずは、現在の準備状況を確認してみてください。
実家の相続準備チェックツール
実家の相続準備
3分チェックツール
質問に答えると、まだ確認できていないこと、優先して確認すること、次に取る行動が分かります。
分野別の準備状況
最優先で確認したいこと
まだ確認できていない項目
次にすること
親への話の切り出し方
印刷画面の送信先で「PDFに保存」を選ぶと、PDFとして保存できます。
ツールの主な機能
・質問に3択で回答
・現在の相続準備度を自動診断
・まだ確認できていない項目を一覧表示
・優先して確認すべき項目を表示
・親への聞き方を提案
・次に取るべき行動を表示
・診断結果の印刷・PDF保存
診断結果はいかがでしたか?
点数が低かったからといって、直ちに問題があるわけではありません。
また、親が元気に生活しているうちは、子どもが財産や重要書類の状況を詳しく知らないことも珍しくありません。
大切なのは、すべての財産額を把握することではなく、将来何かあったときに、家族が必要な情報へたどり着ける状態をつくっておくことです。
たとえば、最初は次のような内容だけでも構いません。
・どの金融機関を利用しているか
・重要書類をどこに保管しているか
・生命保険へ加入しているか
・実家や土地の名義が誰になっているか
・借入れや保証人になっているものがないか
・遺言書を作成しているか
・実家を将来どうしてほしいか
一度にすべてを確認する必要はありません。
今回の診断結果で表示された「優先して確認する項目」から、一つずつ確認してみてください。

相続準備は「財産探し」だけではありません
相続準備というと、預貯金や不動産を調べることをイメージしがちです。
しかし、実際には財産以外にも確認しておきたいことがあります。
家族関係
前婚の子どもや養子縁組、疎遠になっている親族などがいる場合、相続人の確認に時間がかかることがあります。
借入れや保証
相続では、預貯金や不動産だけでなく、借金などのマイナスの財産も引き継ぐ可能性があります。
また誰かの保証人になっている場合も注意が必要です。
実家やお墓
実家に誰も住まなくなる場合、誰が管理するのか、売却するのか、空き家として残すのかを考える必要があります。
仏壇やお墓を誰が引き継ぐかについても、家族で意見が分かれることがあります。
本人の希望
本人がどのように考えているかは、本人が元気なうちでなければ確認できません。
財産の分け方だけでなく、実家、葬儀、お墓、ペットなどについても、少しずつ希望を聞いておくことが大切です。

親への聞き方に迷ったときは
相続の話をいきなり持ち出すと、親から警戒されることがあります。
「財産を狙っているのか」と思われてしまっては、話が前に進みません。
そのため、相続ではなく、入院や災害への備えとして話を始める方法があります。
たとえば、次のような聞き方です。
「もし入院したときに、保険や通帳の場所が分からないと困るから、大事な書類の場所だけ教えてもらってもいい?」
「最近、知り合いが親の書類を探すのに苦労したらしいから、うちも保管場所だけ確認しておかない?」
「実家のことを将来どうしてほしいか、元気なうちに希望だけ聞いておきたいんだけど」
最初から財産額を聞く必要はありません。
金融機関名や書類の保管場所など、答えやすいところから始めましょう。

診断結果に気になる項目があった方へ
次のようなケースでは、家族だけで判断せず、早めに専門家へ相談することもご検討ください。
・遺言書を作成したい
・特定の家族へ財産を多く残したい
・子どもがいない
・再婚しており、前婚の子どもがいる
・相続人同士の関係が良くない
・連絡先が分からない親族がいる
・不動産が財産の大部分を占めている
・実家が将来空き家になる可能性がある
・個人事業や会社を後継者へ引き継ぎたい
・親に借入れがある可能性がある
・家族構成が複雑で、誰が相続人になるか分からない
相続対策は、何かが起きてからでは選べる方法が限られてしまいます。
本人が元気で、家族で話ができる今だからこそ、準備できることがあります。

倉敷市周辺の相続・遺言のご相談
当事務所では、倉敷市を中心に、相続や遺言に関するご相談に対応しています。
・相続に向けて何を準備すればよいか分からない
・財産や家族関係を整理したい
・遺言書を作成したい
・親にどのように話を切り出せばよいか相談したい
・実家や不動産の将来について整理したい
・相続手続きの全体像を知りたい
まだ具体的に遺言書を作ると決めていない段階でも構いません。
「何から始めればよいか分からない」という段階から、現在の状況を一緒に整理します。
今年の夏休みは、家族で集まった機会に、大切な書類の場所や実家の将来について、少しだけ話してみてはいかがでしょうか。
その小さな確認が、将来の家族の負担を大きく減らすことにつながりますよ。
行政書士やまもと事務所
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