契約書を専門家にチェックしてもらいたいけれど、
「そもそも何をどう頼めばいいのかわからない…」
「どこまで踏み込んで見てもらえるんだろう?」
そんな不安、ありませんか?
今回は、実際に行政書士としてリーガルチェック業務を行う立場から、
「依頼者と専門家のすれ違いを防ぐコツ」として、当事務所オリジナルのチェックシートをご紹介します。
そして記事の最後には無料で使えるテンプレートの配布リンクもご用意していますよ!
よくある“リーガルチェック”のすれ違い
契約書のチェックを依頼するお客様の多くは、次のような思いを抱いています。
「契約相手は上場企業だし、不利な条件さえなければOKです」
「変な条項があったら教えてもらえればいいので…」
一方で、行政書士や弁護士としては…
「たとえ形式上問題がなくても、実務上リスクのある条文は修正提案したい」
「報酬や責任範囲など、全体のバランスも見て判断したい」
このように、チェックの「深さ」や「範囲」について、お互いの認識がズレたままスタートしてしまうと…
- 「そんな細かく見なくてよかったのに」
- 「修正しても、相手が応じるわけない」
- 「そこまで頼んだ覚えはない」
といった不満やトラブルが生じてしまうこともあります。

実際にあった“すれ違い”の事例
以前、ある中小企業様から「上場企業との業務委託契約書」をチェックしてほしいというご依頼がありました。
依頼者側は「不利な条項だけ見てください」と軽い気持ちで依頼されましたが、
こちらで確認したところ、報酬の支払い条件や損害賠償条項など、かなりリスクのある内容が…
そこで修正案をいくつか提示したところ、
「ここまで修正を出すと、相手に悪印象を与えてしまうのでは?」
という反応に。
結局、お客様側で「どこまで交渉するか」を改めて判断していただきましたが、
最初から「交渉の可否」や「リスク許容範囲」を明確にしておけば、お互いスムーズに進められたはずです。
そこで「リーガルチェックシート」の出番です
そんな“すれ違い”を防ぐために、当事務所ではチェックシートの事前記入をお願いしています。

このチェックシートで分かること
- 契約書の種類と目的
- 相手方の立場や交渉可能性
- 気になっているポイント(報酬/期間/損害賠償 など)
- どこまで深くチェックしてほしいか(軽め/がっつり)
これにより、依頼者側の意向を最初に把握できるため、
こちらも適切なスタンスでレビューに臨むことができます。
【無料配布】リーガルチェック依頼シート
以下のリンクから、チェックシートのテンプレートを無料でダウンロードいただけます。
※弁護士さんや行政書士さんに契約書のチェックを依頼する際に、ぜひご活用ください。
このチェックシートの使い方
- PDFファイルを開く
- 必要な情報を記入(不明点は空欄でもOK)
- 契約書のPDFと一緒に、相談したい弁護士さん、行政書士さんにメールなどで送付
- チェックシートに書けなかった内容や、特に伝えたい・お願いしたいことを弁護士さん・行政書士さんに直接お伝えください
契約書チェックのご依頼は当事務所へ
行政書士やまもと事務所では、契約書のチェック・修正提案を多数行っております。
「上場企業との契約」「秘密保持契約(NDA)」「業務委託契約」など、
実務に根ざしたアドバイスを大切にしながら、柔軟かつ誠実にサポートいたします。
- 契約書が届いたけど、このままサインして大丈夫か不安…
- ネットのテンプレで作った契約書、ちゃんと使えるの?
- 契約交渉が苦手なので、フォローしてほしい…
そんな方は、まずこのチェックシートを使って、お気軽にご相談ください。
まとめ
ということで、今回は、「依頼者と専門家のすれ違いを防ぐコツ」として、当事務所オリジナルのチェックシートをご紹介しました。
今回のお話いかがでしたでしょうか。
契約書のリーガルチェックは、「どこまで」「どのように」チェックするかで満足度が大きく変わります。
そのためには、お互いの認識を事前にすり合わせることが何より大切です。
ぜひこの記事で紹介したチェックシートを活用して、
納得のいく契約レビューを実現してくださいね!
行政書士やまもと事務所
🏠 岡山県倉敷市
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