西日本豪雨から7年目の今年、改めてBCP計画書を作ってみませんか?

補助金

今年2025年の7月で、西日本豪雨からちょうど7年になります。
倉敷に住む私にとっては、ついこの前の出来事のように感じます。

私は幸いにも直接被害を受けることはありませんでしたが、
同じ倉敷市内の真備地区では多くの方が住まいやお店、工場を失い、本当に大変な思いをされました。
当時、テレビで映る濁流に飲まれた街の映像は、今でも強く記憶に残っています。

異常気象は年々深刻に

あれから7年。
「もうあんな水害は起こらないでほしい」と誰もが願っていますが、
残念ながら年々異常気象は深刻になってきています。

今年も各地で線状降水帯が発生し、短時間で信じられない量の雨が降ることが増えました。
南海トラフ地震のリスクだって指摘され続けています。

そんな時代だからこそ、改めて
「もしまた災害が起きたら、自分の会社はどう動くか」
を考え、BCP(事業継続計画書)を作成してみませんか?

そもそもBCP(事業継続計画書)って?

BCPとは、Business Continuity Plan の略で、
「大きな災害や事故が発生したときでも、会社の大事な仕事をできるだけ止めないための計画書」です。

もっと簡単に言えば、

・ 社員とその家族を守る
・ 会社の売上を守る
・ 取引先や地域社会に迷惑をかけない

この3つのために作る計画書です。

どうやって作成すればいいの?

「なんだか難しそう」と感じるかもしれませんが、
作成のコツは 難しい専門用語を使わず、シンプルに自分の会社のことを書くだけ です。

例えば、

  • 想定リスク:倉敷市なら洪水が一番現実的。地震や火災、感染症も。
  • 優先業務:うちはまず出荷を復旧させたい。そのために48時間以内に在庫を移す。
  • 体制・連絡網:災害が起きたら、まず社長が全体指揮。総務部長が対策本部を立ち上げ、営業が顧客に状況を連絡。
  • 初動フロー:0~1時間で人命確保、1~3時間で被害報告、6時間以内に代替倉庫への移行判断。

といった感じです。

実際には表やチェックリストを入れながら、自社に合わせて項目を埋めていけばOKです。

BCP計画書のフォーマットを無料公開しています

「じゃあその計画書、どうやって書けばいいの?」
という方のために、当事務所ではBCPの雛形(フォーマット)を無料で提供しています。

✔ BCPを初めて作る方でも、穴埋め式で簡単に書ける
✔ 倉敷や真備地区のように洪水リスクが高い地域を想定した例文入り
✔ 保険申請や事業継続力強化計画(中小企業庁の制度)にも転用可能

ぜひダウンロードして、自社の状況に合わせて書き換えてみてください。

👉 BCP計画書の無料フォーマットはこちら

岡山県には小規模事業者向けのBCP補助金があります

ちなみに、岡山県では小規模事業者が災害に備えるための取り組みに対し、
「岡山県小規模事業者事業継続力強化補助金」 という補助金を用意しています。

◼️ 岡山県小規模事業者事業継続力強化補助金(BCP補助金)
https://www.okasci.or.jp/~keieishien/article/index.cgi?c=zoom&id=771

この補助金は、

  • 洪水や地震に備えて設備を新調したい
  • 非常用発電機を導入したい
  • いざという時の代替拠点を整備したい

といった取り組みを支援するものです。

「もしもの時に会社をどう守るか」というBCPを整えておくことは、
社員や家族を守るためだけでなく、こうした補助金を活用するうえでも大きな強みになります。

この補助金の受付期間は今月31日(木)17時までとなってます。
お早めに!

まとめ:災害は忘れた頃にやってくるからこそ

西日本豪雨からもう7年。
ですが、災害は忘れた頃にやってくると言います。

「まだ大丈夫」「うちは小さいから関係ない」と思わずに、
社員や家族を守るため、そして取引先に迷惑をかけないためにも
今のうちにBCPを準備しておきませんか?

当事務所でもBCPの簡単なご相談や、計画書のチェックを行っています。
お気軽にご相談くださいね。

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