⚠️この事業には「新築」と「リフォーム」の2つの区分がありますが、本記事ではリフォーム枠のみを取り上げます。
エアコンが壊れて知った“おトク情報”
先日、突然わが家のリビングにあるエアコンが故障し動かなくなってしまいました。
真夏直前の出来事で、慌てて家電量販店に駆け込みエアコンを購入!
そこで店員さんが教えてくれたのが「リフォームと一緒にエアコンを設置すると国から補助金が出ますよ」という耳より情報。
長い名前ですが、その制度は子育てグリーン住宅支援事業といいます。

私も含め物価高に悩む方、多いですよね。
そんな方に向けて、本日は 子育てグリーン住宅支援事業を分かりやすく解説してみます。
「どうせ買い替えるなら、もらえるお金はもらわなきゃ損!」──こうして補助金の中身を調べ始めたのが今回の記事のきっかけです。
まずは超ざっくり、制度のツボ(※リフォーム版)
今回紹介すると「子育てグリーン住宅支援事業」は国が行う支援事業制度。
ある一定の要件を満たした「新築」と「リフォーム」の場合に金銭的な補助をしますよという制度。
超ザックリというと、条件を満たした場合に国から補助がもらえるという訳です。

ちなみに今回紹介する「リフォーム」の場合の制度はこんな感じ。
- ポイント①:省エネ&子育てに優しいリフォームが対象
窓の断熱や節水トイレなど、地球と家計にやさしい工事がメインです。 - ポイント②:補助金は最低5万円から
工事の組み合わせで5万円を超えると申請権利が発生します。 - ポイント③:手続きはお店が代行
登録事業者がネット申請してくれるので、役所へ行く必要はなし。
この3点だけ覚えておけば「なるほど、そういう制度ね!」とイメージできるはずです。
ちなみに事業名称に”子育て”と入っていますが、子育て中でなくても補助を受けること出来るようです。
制度の概要を表でチェック
| 項目 | かんたん説明 |
|---|---|
| 対象期間 | 2025年12月31日まで ※予算が尽きると早期終了 |
| 対象者 | 持ち家のある人(個人・法人どちらもOK) |
| 最低補助額 | 5万円以上(工事の組み合わせで達成) |
| 申請方法 | “登録事業者”がネットで代行申請 |
今回 私はエディオンさんでエアコンを買い替えしたので、エディオンさんが登録事業者になります。
この表を頭に入れておくと、細かい話に入っても迷子になりません。
エアコンだけじゃ足りない?必須工事をチェック
店員さんのチラシには赤字で「エアコン単体は任意工事です」と書かれていました。
つまり、エアコン以外に必須工事を1種類以上プラスし、合計で5万円を超えないと申し込めないのです。
「じゃあ必須工事ってどんな工事なの?」
って気になりますよね。
必須工事は以下になります。
| グループ | 具体例 | 1か所あたりの補助額目安 |
| ① 窓やドアの断熱 | 内窓を付ける/玄関ドアを断熱タイプへ交換 | 17,000〜49,000円 |
| ② エコ設備 | 節水トイレ/節湯シャワー/高効率給湯器など | 5,000〜64,000円 |
| ③ 子育て対応改修 | 手すり設置/段差解消/浴室乾燥機設置 | 5,000〜30,000円 |
「2種類以上組み合わせ」がルールなので、例えば①と②、あるいは①と③のようにセットで行うイメージです。
エアコンはどれくらい補助される?
空気清浄機能や換気機能が付いたモデルであれば、以下の金額が上乗せされます。
| 冷房能力 | もらえる金額(1台) |
| 3.6kW 以上 | 27,000 円 |
| 2.2kW 超〜3.6kW 未満 | 24,000 円 |
| 2.2kW 以下 | 20,000 円 |
実際に私が組んでみた“58,000円パック”
内窓(2か所) …… 17,000円 × 2 = 34,000円
空気清浄機能付きエアコン(2.8kW) …… 24,000円 × 1 = 24,000円
合計 …… 58,000円
これなら必須工事①を満たし、補助額も5万円超。
条件クリア!
と言いたいところですが、エアコンでメチャクチャ値上がりしているんですね!
今回エアコンの買い替えで精一杯で内窓の買い替えまで予算的に手が届かず…
机上の空論でした(汗)
申請は思ったよりシンプル
- 登録事業者に見積もり相談
- 工事前に“ビフォー写真”を撮影
- 工事完了後、“アフター写真”と領収書・保証書を受領
- お店がオンラインで申請
- 数か月後、銀行口座に振り込み
店員さんにも言われたのですが、補助申請には「ちゃんと買い替えましたよ」という証拠のためにビフォー・アフターの写真を忘れずに撮ること。
そして登録商品の型番を確認すること。
この2点は最大の注意ポイントです。
よくあるミスと回避策
| ミス例 | 起こる理由 | 回避策 |
| 写真を撮り忘れた | 工事前後の比較ができず却下 | スマホリマインダーで撮影をセット! |
| 登録外の商品を購入 | 見た目は同じでも型番違い | カタログに“登録番号”があるか確認 |
| 申請が遅れ予算終了 | 毎年秋ごろ残額が減る | 工事完了後すぐに申請依頼 |
この支援事業は2025年11月14日までが申請予約の期限になってますが、期限前に予算上限に予算上限に達した場合には終了となります。
今年も暑い夏になりそうですからね。
検討される方はお早めに!
あなたに当てはまる?チェックリスト
- 🔲 この夏エアコンを新調する予定がある
- 🔲 結露やすきま風が気になっている窓がある
- 🔲 小さなお子さんや高齢の家族がいて安全対策を考えている
3つのうち1つでも当てはまれば、制度を調べる価値アリです。
さいごに
ということで、本日は 子育てグリーン住宅支援事業を分かりやすく解説してみました。
本日のお話いかがでしたでしょうか。
エアコンの買い替えは予定外の出費になりがちです。
でも、断熱やエコ設備を同時に見直せば数万円の補助金がもらえるチャンスに早変わりします。
大切なのは次の3つだけ。
- 必須工事とセットにする
- 合計補助額を5万円以上にする
- 登録事業者で手続きしてもらう
このルールさえ守れば手続きは意外とラク。
知らないと本当にもったいないので、ぜひリフォーム計画の前にチェックしてみてくださいね!
行政書士やまもと事務所
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