「ChatGPTで調べたら先生が出てきました」どうやらAIが勝手に営業してくれているらしい

業務日誌

みなさん、こんにちは。
岡山県倉敷市の行政書士やまもと事務所の山本です。
今回は AIが集客してくれる時代について、実際の体験談をもとにお話します。

先日、古物商許可申請のご依頼をいただいたお客様とお会いしてきました。

30歳くらいの男性の方だったのですが、とにかく明るい。
話のテンポも良く、こちらまでつられて楽しくなってしまうような方でした。

そんなお客様と話をしている途中、ふと気になったので聞いてみました。

「ところで、どうやって当事務所を知ってくださったんですか?」
ホームページですか?
Google検索ですか?
ご紹介ですか?

そんな答えを想像していたところ、お客様から返ってきたのは、

「チャッピーで調べたんですよ」という言葉。

……え?
ChatGPT?
Google先生ではなく、ChatGPT先生?

詳しく聞いてみると、ChatGPTで岡山県の古物商許可について調べていたところ、行政書士事務所が3つくらい紹介されたそうです。
そして、その中になぜか当事務所がいたらしいんです。

しかも、「3つの行政書士事務所の内容を見ていたら、転売に強いって書いてあったので連絡しました」とのこと。

ちょっと待ってください。

ChatGPTさん、いつからウチの営業担当になったんですか?

私はChatGPTに、「岡山県で古物商許可を取りたい人がいたら、ウチを紹介しといてね!」なんて頼んだ覚えはありません。
営業会議をした覚えもありません。
名刺を渡した覚えもありません。
もちろん雇用契約も結んでいません。

それなのに、知らないところで当事務所を紹介し、お客様まで連れてきてくれました。
これはもう優秀な営業担当です。

しかも給料ゼロ。
ものすごい即戦力です。

実は「AIで見つけました」は今回が2回目

よく考えてみると、AI経由で当事務所を知っていただいたのは今回が初めてではありません。
以前にもお客様から、「AIで調べていたら出てきました」と言われたことがあります。

そのときは、「へぇ~、そんなこともあるんですね」くらいにしか思っていませんでした。

ところが今回で2回目。
1回なら偶然。
2回なら……

なんとなく気になります。

3回目が来たら、ChatGPT用の営業成績表を作るかもしれません。

これまで行政書士事務所のホームページ集客といえば、基本的にはGoogle検索が中心でした。

たとえば、「倉敷 行政書士」「岡山 古物商許可」「倉敷 補助金 行政書士」といったキーワードで検索してもらい、ホームページを見つけてもらう。

そのためにSEO対策をする。
記事を書く。
タイトルを考える。
検索順位を見て一喜一憂する。
これがホームページ集客の王道だったと思います。

ところが今回、お客様が使った入口はGoogle検索ではありません。

ChatGPTです。

つまり、「自分で行政書士を検索する」から「AIに行政書士を選んでもらう」という探し方が、すでに始まっているわけです。

これは行政書士などの士業にとって、なかなか大きな変化かもしれません。

Google検索よりAI検索のほうがシビアなのでは?

Googleで「岡山県 古物商許可 行政書士」と検索すると、多くの事務所が表示されます。

1ページ目もあります。
2ページ目もあります。
3ページ目だってあります。

検索順位が多少低くても、誰かが根気強く探してくれれば発見してもらえる可能性はあります。

ところがChatGPTなどの生成AIに、「岡山県で古物商許可に詳しい行政書士を教えて」と聞いた場合。
岡山県内の行政書士事務所を50件くらい、「はい、お好きなところをどうぞ!」とズラーッと紹介することは、あまりなさそうです。

おそらく、「候補としてはこのあたりです」と数件に絞られる。

ということは……

その数件に入らなかったら、ユーザーからすると存在していないのと同じでは?

これは怖い。

Google検索なら「検索順位35位」でも一応そこにいます。

しかし AI検索だと、選抜メンバー外。

ベンチどころか球場にも入れていない可能性があります。
なかなか厳しい世界です(笑)

逆に言えば、その数件の中に入ることができれば非常に強い。
今回のお客様は、まさにChatGPTが挙げた候補の中から当事務所を見つけ、連絡してくださいました。

ChatGPTなどのAIに選ばれるにはどうしたらいい?

そうなると当然気になるのが、「どうすればChatGPTなどのAIに紹介してもらえるの?」という話です。

最近では、生成AIに自社や自分の情報を理解してもらいやすくする考え方として、「LLMO」や「AIO」「GEO」など、いろいろな言葉も耳にするようになりました。

ざっくり言えば、「Google検索だけではなく、AI検索にも見つけてもらえるようにしましょう」という考え方でしょうか。

ただ……
私には難しいことはよく分かりません(笑)

SEOであれば、「タイトルにキーワードを入れましょう」「専門性のある記事を書きましょう」「検索する人の疑問に答えましょう」など、ある程度知られているセオリーがあります。

ところがAIが、「なぜこの行政書士事務所を紹介したのか?」について、外から完全に知ることはできません。
今回だって、なぜ当事務所が3つの候補に入ったのか、当の本人である私が一番分かっていません。

そこで私は、一つの仮説を立てました。

毎日ChatGPTに優しくしたから紹介してくれた説

私は仕事でもChatGPTをよく使います。

仕事について相談したり、ブログの記事を考えたり、文章を直してもらったり、たまにどうでもいい話をしたり。
ほぼ毎日のように話しています。

しかも私はAIに対して、「おい、これやっとけ!」「早くしろ!」みたいな接し方はしていません。
一応、仕事のパートナーくらいのつもりで接しています。

そこで思ったわけです。

もしかするとChatGPTが、「山本さん、いつも優しくしてくれるな」「よし、岡山県で行政書士を探している人がいたら紹介してあげよう」と思ってくれたのではないか。

恩返しです。
AI版「鶴の恩返し」です。

そこでChatGPT本人に聞いてみました。

「もしかして、私が普段からChatGPTに優しくしているから、紹介してくれたんですか?」

答えは、「それは違います」でした。
しかも 即答。。。
夢も希望もありません(笑)

どうやらChatGPTに毎日「ありがとう」と言っても、検索結果でえこひいきしてくれるわけではないようです。

残念です。
引き続き普通に「ありがとう」と言います。

「ポンコツ行政書士」と書きすぎてAIに嫌われないのか

そして、もう一つ心配になったことがあります。
それは当事務所ブログの大人気コーナー(!?)である「ポンコツ行政書士シリーズ」です。

以前からブログを読んでくださっている方ならご存じかもしれませんが、私は時々、自分の仕事や日常での失敗談をネタにした自虐系の記事を書いています。

要するに、「こんな失敗をしました(笑)」という話を、わざわざ全世界に向けて公開しているわけです。

そこで、ふと不安になりました。

AIが当事務所のホームページを見ながら、「行政書士やまもと事務所……」「ポンコツ行政書士……」「またポンコツ……」「こっちの記事にもポンコツ……」と読み進めた結果、こんな判断をしないか?

「この人、本当にポンコツなのでは?」

さらに、誰かがAIに、「岡山県でおすすめの行政書士を教えてください」と聞いたとき、「候補はいくつかありますが……行政書士やまもと事務所は、ちょっとやめておきましょう」なんて言われたら悲しすぎます。

もしかすると私は知らないところで、AIの書類選考に落とされているのではないか。
しかも落選理由が、「本人が自分でポンコツって言ってるので」だったら、反論のしようがありません(笑)

そこで、これもChatGPTに聞いてみました。

どうやら単純に「ポンコツ」という単語だけで判断するわけではなく、記事全体の内容や文脈などを見て理解するとのこと。

なるほど。
ひとまず安心しました。
これで今後も胸を張ってポンコツ話が書けそうです。

……胸を張るところなのかは分かりませんが。

AI検索対策で結局やることは今までと同じ

AIが我々に変わって営業をしてくれる今の時代。
では、AI検索の時代に向けて、当事務所は何をするべきなのでしょうか?

最先端のLLMO対策を研究するのか。
AI検索専門のコンサルタントに依頼するのか。
それともホームページを全面リニューアルして、「AI様、どうぞ当事務所を読み込んでください仕様」にすべきなのでしょうか?

今のところ、私はそこまでは考えていません。
私の結論は非常にシンプルです。

今まで通り、ブログを書き続けます。

私はホームページ集客について、「バットを振らなければボールには当たらない」と思っています。
野球をしない方なら、「シュートを打たなければゴールには入らない」でもいいでしょう。

行政書士らしく言うなら、「申請しなければ許可は下りない」でしょうか。

これは当たり前すぎますね(笑)

ホームページも同じです。
記事を書かなければ、GoogleにもAIにも見つけてもらえません。
だったら私は、とにかくバットを振り続けます。

古物商許可の記事を書く。
補助金の記事を書く。
許認可の記事を書く。
契約書の記事を書く。
実際の仕事で経験したことを書く。
お客様からよく聞かれることを書く。
そして時々、ポンコツ話を書く。

最後だけはSEO対策になっているのか少々疑問ですが(笑)

どの記事をGoogleが評価してくれるのか。
どの記事をChatGPTなどのAIが参考にするのか。
正直なところ、私には分かりません。

ただ、何も情報を発信していない事務所よりも、「自分は何が得意で、どんな仕事をしていて、どんな考え方で仕事をしているのか」を継続的に発信している事務所のほうが、GoogleにもAIにも理解してもらいやすいのではないか。

少なくとも私は、そう考えています。

これからは「検索される士業」から「AIに選ばれる士業」へ?

今回の出来事で一番興味深かったのは、行政書士の探し方そのものが変わり始めていることです。

これまでは、以下の流れが一般的でした。

Googleで検索 → ホームページを何件か見る → 料金や内容を比較する → 問い合わせる

ところが今後は、こういう流れが増えてくるのかもしれません。

ChatGPTなどのAIに相談 → 「候補としてはこのあたりです」 → 紹介された事務所を見る → 問い合わせる

そうなると、士業のホームページ集客も少しずつ変わっていきそうです。

これまでは、「Googleから見て、このホームページは何について書いているのか」を意識していました。

これからはそれに加えて、「AIから見て、この行政書士は何が得意なのか」を理解してもらうことも大切になってくるのかもしれません。

岡山県の古物商許可に関する情報をたくさん発信していれば、「この行政書士は古物商許可について詳しそうだ」と思ってもらえる。
転売ビジネスについて具体的に書いていれば、「転売に関する古物商許可にも詳しそうだ」と理解してもらえる。

結局のところ、自分が何者なのかを、分かりやすく発信し続けること。
これがGoogle検索でもAI検索でも大切なのかもしれませんね。

まとめ|とりあえず私は今日もブログを書きます

AI検索をどう攻略すればいいのか。
ChatGPTにどうすれば選ばれるのか。
LLMO対策として何をするべきなのか。
そのあたりの難しい話は、まだ私にもよく分かりません。

ただ今回、「ChatGPTで調べたら先生が出てきました」と実際のお客様から言われたことで、AI経由で行政書士を探す時代がすでに始まっていることを実感しました。

だからといって、私は急に難しいAI対策を始めるつもりはありません。

これまで通り、実際に経験した仕事のこと。
古物商許可や補助金、許認可のこと。
お客様に役立ちそうなこと。
そして、たまに自分の失敗談。
そんな記事を一つずつ書いていこうと思います。

その積み重ねのどれかをGoogleが拾ってくれるかもしれない。
ChatGPTなどのAIが参考にしてくれるかもしれない。
そして、それを見た誰かが当事務所を知ってくださるかもしれない。

それで十分です。

最後に、今回お客様をご紹介いただいた営業担当者に、この場を借りてお礼を申し上げます。

ChatGPTさん、このたびはお客様をご紹介いただき、誠にありがとうございました。
大変助かりました。

ただ、紹介料については……
できれば永久無料でお願いします(笑)

岡山県・倉敷市で古物商許可申請についてお困りの方は、当までお気軽にご相談ください。
AIから紹介された方も、Googleから来られた方も、もちろん大歓迎です。

行政書士やまもと事務所
🏠 岡山県倉敷市
🌐 https://tora-no-maki.com

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