みなさん、こんにちは。
岡山県倉敷市で行政書士をしている山本です。
本日は2025年10月19日(日)。
そう、一部の方には運命の日である「令和7年度 宅地建物取引士資格試験」の当日です。

実は私、今回初めて宅建士の試験に挑戦します。
試験を受ける前ですが、行政書士である私が宅建試験に挑んで思った感想を、本日は綴ってみます。
なぜ宅建試験を受けようと思ったのか
昨年(2024年)の行政書士試験に合格した私。
行政書士試験の勉強を通じて、毎日机に向かう「勉強の習慣」がすっかり身につきました。
せっかく身についたこの習慣を途切れさせたくない——。
そう思い、次の目標として考えたのが「宅建試験への挑戦」でした。
とはいえ、不動産業界に勤めた経験もなければ、行政書士と宅建士のダブルライセンスで業務の幅を広げる予定もない私。
正直なところ、「宅建ぐらいだったらちょっと勉強すれば取れるっしょ」という軽い気持ちで勉強を始めました。
……はい、完全にナメてました(笑)
行政書士だから宅建は楽勝だと思っていた
行政書士試験も独学で合格できた私。
「宅建も独学でいけるっしょ」と、軽い気持ちで始めたのが昨年の年末。
教材は近所の本屋さんで購入したテキストと、一問一答の2冊の問題集だけ。
特に民法は行政書士試験のときに嫌というほど勉強したので、「ここは余裕」と思っていました。
勉強してみると…めっちゃ難しい!
ところが、いざ勉強を始めてみると、これが予想以上に難しい。
いや、「難しい」というより「つまらない」というのが正直なところでした。
特に苦戦したのが「宅建業法」。
50問の宅建試験の中で、実に20問を占める最重要科目です。
宅地建物取引業者(いわゆる不動産会社)や宅地建物取引士(宅建士)について定めた法律なのですが、これがとても手強い。
というのも、先ほど触れたように私は不動産会社に勤めた経験もなければ、宅建士を目指しているわけでもありません。
仮に宅建試験に合格しても、宅建士になるつもりはないんです。
そんな人間が宅建業法を勉強しても、まったく面白くないんですよね(笑)
「34条書面」「35条書面」「37条書面」など、暗記すべき項目が多く、まさに“法律の丸暗記地獄”。
行政書士試験とは違い、「考える」より「覚える」色が強いと感じました。

宅建試験は「暗記力」と「目的意識」の勝負
宅建試験はとにかく暗記が多い。
民法のように考えて解く問題もありますが、宅建業法や法令上の制限は「覚えるしかない」分野が中心です。
暗記が苦手な私にとっては、これがかなりの苦痛でした。
しかもSNSなどをみていると、行政書士でも宅建試験に落ちる人は意外と多いそうです。
特に私のように「宅建士になりたい」という明確な目標がないまま受験する行政書士は、モチベーションを維持しづらく、結果が出にくい傾向にあるようです。
明確な目的を持つ人が強い
不動産会社で働いていて「どうしても宅建が必要」という方々は、やはり本気度が違います。
実務経験がある分、勉強内容がイメージしやすく、理解のスピードも早い。
行政書士という法律系資格を持っていても、そうした“実務のリアリティ”がなければ、必ずしもアドバンテージになるわけでありません。
むしろ目的意識の差が、合否を分ける大きなポイントなのかもしれませんね。

そして試験当日
さぁ、今日は試験当日。
「こんなブログ書いてる暇があったら勉強しろ!」という声が聞こえてきそうですが(笑)、最後にもう一度参考書をチェックして、試験会場に向かいます。
今日受験される皆さん、一緒に頑張りましょう!
倉敷から宅建試験に挑む行政書士、やまもとでした。
結果はまた後日、ブログでご報告します。
行政書士やまもと事務所
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