行政書士になって3ヶ月。リアルな本音、語ってみます。

業務日誌

2025年4月に行政書士として開業して3ヶ月が経過しました。

「えっ、まだ3ヶ月?」

自分の中では1年ぐらい経っているんじゃないかと思うぐらい濃厚な3ヶ月間。
確かに日々いろんなご相談を受けて、気づけば何年もやっているような錯覚に陥ることも。
でも、事実として私はまだ行政書士になって3ヶ月の新人です。

ただ、この3ヶ月、ホント濃かった。

開業して思った。「仕入れがない=楽」なんてウソでした。

よく言われます。
「行政書士って仕入れがないから、すぐに開業できるでしょ?」と。

たしかにパソコンとネット環境さえあれば業務は始められますし、 在庫も不要、固定費も少なめ。表面上はそうかもしれません。

でも実際に始めてみると、 「知識」と「信頼」がすべて仕入れみたいなもんじゃないか?と思うようになりました。

つまり、お客様の期待に応えるには、 日々の勉強と実務経験の積み重ねが不可欠。
だから開業直後こそ、 仕入れ以上に”時間”と”知恵”がかかるというのがリアルな本音です。

契約書、補助金、古物商、相続……とにかくジャンルが幅広い!

開業してからの3ヶ月、さまざまなご相談を受けました。

  • 契約書の作成やチェック
  • 補助金申請のサポート
  • 古物商許可の取得支援
  • 相続に関するヒアリングと資料作成

「行政書士ってこんなに守備範囲広いの!?」
と自分でもビビりつつ、 目の前のご相談に真剣に向き合うしかない毎日でした。

行政書士になりたての頃は、ご相談内容が頭から離れず、 夜眠れないことも何度かありました。

「あれ、あのケースって本当にあの対応でよかったんだろうか…」
「もっといい解決策はなかっただろうか…」

気づいたら、布団の中でスマホ片手に民法読んでることも(苦笑)

先生と呼ばれる違和感。でも、ちょっと嬉しい

相談の場では「山本先生」と呼ばれることも増えてきました。
最初はくすぐったいような、恐縮するような、変な感じでしたが、

「頼ってくださっている」という気持ちが伝わる分、 気が引き締まるし、何より嬉しい。

実際に契約書作成のご依頼をいただいたお客様に、とても感謝されて なんと焼肉までご馳走になったことも。

「先生、遠慮せずにお肉食べてください」

久しぶりに吐きそうになるぐらいお肉食べました(苦笑)

これが個人事業主としての「やりがい」なのかもしれませんね。

法律知識は間違いなく“超実用”

開業してからというもの、 日々の相談対応を通じて、法律知識がぐんぐん身につきました。

行政書士受験の時にはテキストを読んでいるだけではピンと来なかったことが、 実際の相談を通じて「なるほど、そういうことか!」と腑に落ちていく。

やっぱり実務は最高の教科書ですね。

電話が鳴ると、まず「営業電話じゃないか?」と警戒するように(笑)

最後にリアルな話を一つ。
開業してからというもの、電話が鳴るたびに一瞬身構えるようになりました。

なぜかというと…
営業電話がめっちゃ多い。

「行政書士の山本先生ですね。今、士業の方向けに集客支援を…」とか、
「御事務所のSEO対策で…」とか、1日に何件も。

本当に必要なご案内もあるのかもしれませんが、 今はまだ「実務に集中させてくれ〜」という気持ちが勝ってます(笑)

3ヶ月で得られた、何よりの宝物

行政書士として3ヶ月。
倉敷で、法律の力を使って少しでも誰かの役に立てたという手応え。
そして寄付という形で地域に少しでも貢献できたこと。

そして、1年前の自分からは想像もできない今の自分
人間って、何歳からでも成長できるんだなと、しみじみ思います。

1年前には行政書士として、色んな方々からご相談いただいているなんて全く想像もしていませんでした。
それだけ、この3ヶ月は自分にとって濃厚な毎日で、かけがえのない経験ばかりでした。

そしてきっと、1年後にはもっと「行政書士らしく」なっているはず。

これからも、「もう一人の法務部」として頼られる存在になれるように、日々精進していきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

行政書士やまもと事務所
🏠 岡山県倉敷市
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