“普通”じゃなくていい──人に寄り添う仕事のかたち

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先日、『恋せぬふたり』という一冊の本を読みました。

NHKでドラマ化もされた作品で、登場人物たちは「恋をしない」「性的な関心を抱かない」人たち。
まさに“多数派”の価値観とは少し異なる生き方を描いた物語です。

最初は、正直「理解できないな」と思いながらページをめくっていました。
でも読み進めるうちに、
「理解できなくても、否定しないことはできる」
「“そういう人もいる”と受け止めることが大切なんだ」

そんなふうに感じるようになりました。

本日は 『恋せぬふたり』から学んだ人に寄り添う私なりの仕事のかたちについてお話してみます。

アロマンティックとアセクシュアルとは?

この本に出てくる登場人物は、それぞれ以下のような立場にあります。

  • アロマンティック(Aromantic)
     他人に恋愛感情を抱かない、または恋愛そのものに関心を持たない人。
  • アセクシュアル(Asexual)
     性的な関心や欲求を持たない、あるいはそれが非常に希薄な人。

恋愛しない=寂しい、変わっている――
そんなふうに捉えられがちな在り方ですが、本人にとってはごく自然で快適な生き方です。

この本を通して、「“普通”とは誰が決めたものなのか?」と改めて考えさせられました。

社交性がないのも、個性のひとつ

実は私自身、決して社交的なタイプではありません。
大勢の場に出ると緊張してしまい、人と話すにもかなりエネルギーを使います。

つい先日も、行政書士会の総会に参加してきたのですが――
周囲はベテランの先生方ばかりで、どこか居心地の悪さを感じていました。
話しかける勇気も出せず、ただ座っているだけ。
その後の懇親会には出席せず、そっとその場を後にしました。

「逃げたな、自分」と思わなくもないですが、
それでも今は、「これも自分の個性なんだ」と受け止められるようになってきました。

ちなみに、そのときの話はこちらの記事でも少し触れていますので、よければどうぞ。

“少しだけ脇道を歩く人”の力になりたい

行政書士として相談を受けていると、
時には世の中の“多数派”とは少し違う生き方をしている方からご相談をいただくこともあります。

たとえば、

  • 内縁関係のパートナーに財産を残したい方
  • 家族と絶縁して一人で生きていきたい方
  • 日本の制度や言葉に苦労しながら生活している外国籍の方

いわば、「ほんの少しだけ脇道を歩いている」方々です。
でもその“脇道”にこそ、その人らしい人生があるのだと思います。

そんな方々の想いや背景を汲み取り、
形にしていくのが私たち行政書士の仕事ではないでしょうか。

自分を肯定することが、人の違いを受け入れる一歩になる

自分の性格を「欠点」だと思っていた頃は、
相手の価値観にもつい「正しさ」や「普通さ」を求めてしまっていた気がします。

でも今は、「社交性がない」「プレッシャーに弱い」「人見知り」な自分を、
少しずつ肯定できるようになってきました。

だからこそ、“普通じゃないかもしれない誰か”の声にも、
少し寄り添える気がするんです。

おわりに

ということで、本日は 『恋せぬふたり』から学んだ人に寄り添う私なりの仕事のかたちについてお話してみました。
本日のお話 いかがでしたでしょうか。

『恋せぬふたり』を読みながら感じたのは、
「理解はできなくても、否定しない」という姿勢の大切さ。

そして、
社交性がなくても、懇親会が苦手でも、それでも行政書士はやっていける。
……たぶん。いや、たぶんってなんだ(笑)

でも本気でそう思っています。
“普通じゃないけど、ちゃんと生きてる”
そんな行政書士がいてもいいじゃないかと。

懇親会から逃げ出したあの日も、
今ではちょっとした“ネタ”になったと思えば、まぁ悪くないかもしれません(笑)

“自分らしい行政書士像”を、今日も脇道でコツコツ模索中です。

行政書士やまもと事務所
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